【人間関係論】マザーテレサから学ぶ看護の現場で留意すべきこと

記事
学び
このブログは、人間関係論の課題に活用することができます。

マザーテレサは「恐ろしい恐怖は孤独であり、誰からも必要とされていない、誰から愛されていないという心の痛み」であると述べていますが、上記に加え、「エリクソンの発達段階」、「看護における人間関係」を参考に以下の点について記載しております。

①具体的にどういうことか
②看護の現場で留意すべきこと

A4用紙1枚以上1200文字程度にまとめております。
課題やレポート作成の参考にどうぞお使いください。

※内容は適宜更新しております。ご了承ください。
※当ブログは実際に依頼のあった内容を、一部修正して記載しています。


「実習や課題に追われて精一杯」、「レポートの書き方が合っているかわからない」という看護学生さん向けに、こちらのサービスを提供しています。

「とても丁寧な対応で、わかりやすかったです!」
「問い合わせに対する返信も早く、丁寧に添削してもらいました。
期日も予定より早く仕上げてくださり、再考する時間もでき、とても助かりました。」

といったありがたいお言葉を多くいただいています。

お気軽に見積り相談ください。




 私たち人間が生きていくうえで他者との関わりは不可欠なものであり、時に悩んだり悲しみをもたらすこともあるが、幸せや生きがいを感じるものとなっている。また人間関係というものは人間としての存在に備わる基本的条件の1つであり、社会的に生きるということは他者との関わりの中で生きるということであり、一方的なものではなく、双方的なものである。
 マザーテレサは「恐ろしい恐怖は孤独であり、誰からも必要とされていない、誰からも愛されていないという心の痛み」であると述べた。つまり看護師として看護の現場において孤独であることは、自分が必要だと感じていても誰からも必要だとされず「自分は看護師として何ができるのか」と悩み、苦しむことに繋がる。
 看護職では現場における人間関係が、ストレスや離職にも大きな影響を与えるといわれている。それだけでなく看護師などのヒューマンサービス職では、知識・技術に基づく無形の成果(=サービス)を相手に提供することで、その代償として賃金を受け取っている。つまりそこでは人間関係は単に目的を達成するための手段ではなく、相手を理解すること、人間関係を形成することそのものがその職務の前提であり、中心になっている。その意味でもヒューマンーサービス職にとって、人間関係についての理解は不可欠といえる。
 看護の現場には様々な人間関係が成り立っている。1つは看護師と看護の対象者である患者・家族との関係だ。看護師としてケアを提供するためには、その対象となる相手との信頼関係を形成することが第一歩とされている。
 例えばエリクソンの8つの発達段階の分類の中で乳児期は、子どもが母親との一体感や信頼を経験する時期であるため、主な人間関係が母親となっている。母親によって一体感や信頼がどのように満たされるか、または満たされないかによって、基本的信頼もしくは基本的不信を学習するといわれている。基本的信頼感とは、他人からありのままを受け入れてもらえる安心感と、自分を価値のある人間だと思える自分への信頼感などからなるとされる。これは他人と情緒的で深い人間関係を築くための基盤となり患者のその後の人生において重要な役割を持っている。そのため乳児期の患者を看護する際は母親を含めたケアが必要である。母親との信頼関係の構築をすることで、乳児期の患者との信頼関係を構築することにも繋がっている。すなわちこれは、各発達段階において他者との関わりが自己の発達に影響を及ぼしていることを意味しており、いずれの発達段階においても人間関係はそれぞれの課題を達成していくために欠かせない役割を果たしている。
 また、このような人間関係の形成が必要とされるのは、ケアの対象者との関係だけではない。他の看護師や医者、薬剤師など多職種の医療スタッフとの人間関係も存在している。チーム医療、多職種協働が推進される中で、職場における医療スタッフ同士の人間関係の形成は、ますます複雑で重要になってきている。異なる視点を持つ他の専門職との円滑なコミュニケーションや、チームとして効果的に目的達成に向かうための人間関係の調整は、コミュニケーションエラーによる医療事故やインシデントを防ぎ、ケアの質を向上させていくうえでも重要な要因になる。コミュニケーションは様々な状況にある相手を深く理解したり、行動変容を促したり、効果的に自分の意見を主張したりするために必要なものかつ目的達成のために重要な手段である。
 マザーテレサが「恐ろしい恐怖は孤独」と言うように、医療スタッフ間でお互いに必要とされず、十分なコミュニケーションがとれていない状態であることは孤独を意味し、ケアの対象者に対して良質な看護を提供することを阻害する要因にもなりうる。このことから、普段から医療スタッフとは積極的にコミュニケーションをとり、良好な人間関係を持つことは良質なケアを提供することができる。ケアの対象者である患者、家族との信頼関係の構築にも大きく貢献していると考えられる。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す