私がカウンセラーになった理由 ――苦しかった過去が、宝物に変わった瞬間――
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コラム
正直に言うと、
昔の私は「人の相談に乗る側」なんて思ってもいませんでした。
どちらかと言えば、
悩み、迷い、立ち止まり、
何度も「もう無理かもしれない」と思ってきた側の人間です。
それでも今、こうしてカウンセラーとして活動しているのには、
はっきりとした理由があります。
苦しかった過去は、ずっと“消したいもの”だった
思い出したくない出来事。
誰にも分かってもらえない孤独。
頑張っても報われない日々。
「なんで私ばっかり」
「普通に生きたかった」
そんな気持ちを、心の奥に押し込めて生きてきました。
当時の私は、
この経験が“価値になる”なんて、1ミリも思っていなかったんです。
ある時、気づいたこと
ある日、誰かの悩みを聞いているとき、
ふと、こんな言葉を言われました。
「それ、私の気持ちそのものです」
「初めて“分かってもらえた”気がします」
その瞬間、
胸の奥で何かが静かに動いた感覚がありました。
――あれ?
――もしかして、私の過去って…
「誰かを救う力」になってる?
苦しんだ分だけ、寄り添える
特別な資格や立派な肩書きよりも、
私が大切にしているのは
・傷ついたことがあること
・一人で泣いた夜があること
・立ち上がれなかった日があること
そのすべてです。
同じように苦しんでいる人の前で、
上からアドバイスすることはできません。
でも、
隣に座って、一緒に考えることならできます。
過去は、消さなくていい
カウンセラーになって、
はっきり分かったことがあります。
苦しかった過去は、
「なかったこと」にしなくていい。
むしろそれは、
誰かの心にそっと触れるための“宝物”でした。
今、しんどさを抱えているあなたへ
もし今、
・誰にも言えない気持ちがある
・強くなれない自分を責めている
・この先が見えなくて苦しい
そんな状態なら、どうか知ってほしいです。
今はまだ、
あなた自身が気づいていないだけで、
その経験はいつか“意味”に変わります。
そして、その途中で
誰かに頼ってもいい。
私は、
かつての私と同じ場所に立っている人の
話を聞くために、ここにいます。
一人で抱えなくて大丈夫です。
必要なとき、いつでも声をかけてくださいね。
カウンセリングというと、
「重たい話をしなきゃいけないのかな」
「ちゃんと説明できないとダメかな」
そう感じる方も多いかもしれません。
でも、そんな必要はありません。
・ちょっと愚痴を聞いてほしい
・気持ちを整理したい
・誰かに共感してほしい
そんな理由で、十分です。
「今の気持ちを吐き出す場所」として、
気軽に使ってくださいね。