英会話スクールの講師として駆け出しのころ、社会人向け英会話レッスンの研修でトレーナーから言われたこと。
「レッスンで話をするのは先生ではない、生徒である」
続けて、
「レッスンにおける発話の時間は生徒が7割、先生が3割」
以来、常にこの「7:3」を意識して英会話のレッスンを行っています。
英会話上級者が生徒さんであれば「7:3」は難しくありません。
テーマや質問を与えれば、自発的に話をしてくれます。
しかし、英会話スクールに来るのは上級者ばかりではありません。
それどころか、初中級の方が圧倒的に多いです。
それはそうですよね、話せるようになりたいから英会話スクールにいらっしゃるんです。
初中級の方はまだ自発的な会話が難しいので、講師も工夫を凝らし、周到に準備をして臨む必要があります。
ところで社会人と児童とではレッスンのアプローチは異なります。
児童は聴覚で英語を学習できるのに対し、社会人になると視覚で学習するようになるからです。
社会人向けのレッスンはその点を踏まえて行います。
例えば、ピクチャーカードには必ずスペルを付けて絵とスペルの両方を見て発話できるように準備します。社会人の方は学生の時に英語の授業で学習をしているので、ある程度のスペルは読むことができます。
(これが児童であれば、スペルは読めないので絵を見て音声を聴いてリピートという方法をとります)
また、テーマや質問を与えて話をしてもらうときも、いきなり答えてくださいではなく、どのように答えればよいのか、回答例を英語で書いて提示するようにします。
その際は生徒さんのレベルに応じて提示する単語の難易度、文章の構成も考慮します。
上級者の生徒さんであれば難しい単語や関係代名詞の入った回答例文を、初中級の方であれば中3までに学習する単語や主語、動詞、目的語で成立するシンプルな例文を提示します。
他にもいろいろと意識すべき点はあるのですが、適切な方法でレッスンを行えば、上級者でも初級者でも共通のテーマで(多少難しいテーマであっても)会話をすることができます。
どの英会話スクールの先生も生徒さんの発話を促すためにいろいろと工夫をされていると思います。
受講される皆様もぜひレッスン中は自分が7割話すんだ!という意気込みで臨んでください^^/