ご機嫌様です。まどかです。
前回は“なぜ伝わらないのか”を話し手の側から見ました。
でも、伝わらない原因のもう半分は、聞き手が持つ“受け取りのクセ”にあります。
今回は、日本昔話『花咲かじいさん』を通して、
聞き手のフィルターがどれほど物語を変えてしまうのか を見ていきましょう。
物語の中で、犬のポチが発したのはただのひと言。
「(ここ掘れ)ワンワン。」
深読みはまったく必要のない、
犬にとって最速の伝達方法です。
優しいおじいさんは、その声を
「何か知らせたいんだな」
と素直に受け取り、掘ってみた。
すると本当に宝物が見つかります。
ここには、
“聞こうとする姿勢” が言葉をまっすぐ未来へつなげる力
が表れています。
しかし、意地悪じいさんは違いました。
同じく犬が
「ワンワン」と鳴いただけ
なのに、過去の経験や欲をフィルターにして
「宝があるに違いない!」
と勝手に解釈してしまう。
掘り返して出てきたのは宝ではなく、ただのゴミ。
そしてもし、ポチが人間の言葉を話せたなら、きっとこう言ったはずです。
「俺はただ、“ここにはゴミがあるぞ” とワンワン鳴いただけなんだ。
勝手に宝だと思い込んだのは、そっちだろう?」
ポチからすれば完全な巻き込まれ事故。
“聞き手の勝手な思い込み”によって、
言葉の意味は簡単にねじ曲げられます。
現代のコミュニケーションでも、まったく同じことが起きています。
・否定から入る
・自分の経験で上書きする
・急いで結論だけ欲しがる
・相手の意図を想像しない
こういう聞き手のクセにぶつかると、
どれだけ丁寧に話しても、真意の半分も伝わりません。
逆に、
・まず聞こうとする
・相手の意図を尊重する
・言葉の裏の感情まで受け取ろうとする
この姿勢がある人には、
少ない言葉でも十分届きます。
つまり、
伝わらない原因は、あなたが“話し下手”だからではない。
聞く側のフィルターによって、言葉が変形しているだけ。
花咲かじいさんが成功へ導かれた本当の力は、
ポチの声を“まっすぐに受け取る心”でした。
その一つが、未来を大きく変えたのです。
もしあなたが
「誤解されやすい」
「話しても伝わらない」
そんな悩みを抱えているなら、
あなた自身の問題ではなく、
“聞き手の状態”が原因かもしれません。
もし「自分の日常に置き換えるとどうなるんだろう」と感じたら、
その疑問、いっしょに紐解いてみませんか?
今日のお話はいかがでしたか?
心がそっと揺れるような気づきが、ひとつでもあったならうれしく思います。 あなたの心は、その思いに気づいてもらえる日を、そっと待ち続けています。いつまでも。。
心音 まどか