HSP本ご紹介『敏感すぎる自分に困っています』

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こんにちは、ちよです。

早速ですが今日はHSPに関する書籍を
ご紹介します。

『コミックエッセイ
敏感すぎる自分に困っています』
(長沼睦雄:著/
えのきのこ:イラスト/宝島新書:刊)
です。

著者の長沼先生は、北海道で
精神科クリニックを開業されている
お医者様。HSPの臨床医だそうです。

半分コミックエッセイ、半分テキストと
いう構成。

(うーん、「コミックエッセイ」と
銘打ってはあるけど、まんがの部分は
「エッセイ」ではないよね、コレ(笑)。
「随筆」ではない。
登場人物や物語は「創作」でしょ。
体験や症例に基づいたフィクション、
なんでしょうけど。
細かいこと言ってすみません。)

テキストは2~3ページで1テーマ、
字も大きく、普段あまり活字になじみの
ない方にも読みやすいと思われます。

まんがのストーリーをざっくり。
HSP気質の主人公(25歳女性、会社員)
が、非HSP環境の会社勤めで疲れ果て、
母親の勧めもあり、メンタルクリニック
の扉をたたきます。

そこで「HSP」このと、自分がHSPだと
いうことを知り、もっと自分らしく
生きていこう! と考えます。


HSPの私が、この本の中で
「おー、コレはあるかも!」
膝を打ったポイントを、
いくつかご紹介しますね。

10歳頃から「敏感すぎる自分」を意識し始める
この見出しに、はっとさせられました。
私も10歳頃だったと思います。
音と光に敏感になことを自覚したの。

部屋に差し込む光と、近所の子たちの
声が煩わしくて、昼間なのにカーテンを
隙間なく閉めてました(笑)

そうそう、緑色のカーテンでしたね。
当時は遮光とかなかったですから(笑)
カーテン越しに日の光がやわらかく
差し込んできたのを、よく憶えています。

ひとりで部屋にこもって、ずっと絵や
文章ばかりかいてました。
やってること、今とほぼ変わりません。

昔から、ひとりが好きでした。
誰かといると、とても疲れる。
それが親きょうだいでも、とても疲れる。

なぜか先が読めたり異変を察知できたりする
このまんがの主人公のように
学生時代から
「次、当てられるかも!」は
だいたいわかりましたね。

先生の考えを先回りして読む、
嫌な子どもだった(笑)

まあ先生の考えが読めたところで、
それが成績に直結するわけじゃない
ですよね……フフフ。

理解されなさから親密さの回避が生まれる
あー、これはあります!

人との距離は保ちたい。
キープディスタンス!(笑)

すべき思考、白黒思考……自分のもつ心のクセを知ろう

HSPに特徴的な思考パターンとして、

「白黒思考」(オールorナッシングの
両極端で考えてしまう)
「すべき思考」(〇〇すべきだ、〇〇
しなければならない、と考えてしまう)
「論理の飛躍」
(相手の心を読み過ぎてしまう)

などが挙げられています。

うひゃ~‼ お耳が痛い‼

ペースを乱されると力を発揮できない

せっかくいいペースで仕事してても、
割り込みで案件が入ってくると
きっついですよね~。
その分、仕事が押して残業に
なっちゃったり。

それが「好きな仕事」ならまだいい
ものの……興味の薄い仕事だと……
はああぁぁぁ~~‼(テンション直滑降)

自分のリズムや予定を狂わされるの、
ホント苦手です。

敏感すぎることは芸術性、創造性、癒しにつながる
ものづくりする人にはうれしい気質
だと思います。HSP。

でも同時に
監視や時間制限や評価を嫌う
という気質もあります。

なので、会社所属のデザイナーさん
とかって、もしかしたらしんどいことも
あるかもしれませんね。

芸術性や創造性は活かせるけど、
タイトなスケジュールで、コンペで
競って、となると、覚悟と工夫が必要
かもしれないなあ……と想像します。

まんがの主人公ちゃん、最後には
パワハラ会社を退職して、
得意の絵を活かし、小さなデザイン
会社に転職します。

自分の好きなことに、自分に合った
環境で、安心して取り組める。

HSP的にはうらやましい限りです。
そういう環境やお仕事を
探すこと、作ることをあきらめない!

そんな感想を持った一冊でした。


<今日の一冊>
『コミックエッセイ 
敏感すぎる自分に困っています』
長沼睦雄:著
宝島新書:刊
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