電験一種受験をやめたら、心が軽くなった話

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(画像:ODANより)
私はこれまで、外部委託から特高設備と電気主任技術者として長く現場を支えてきました。
その中で自然と「いつかは電験一種を」と思うようになり、実際に受験にも5回挑戦しました。

しかし、結論から言えば今年度より再受験はやめました。

そして今、その判断にまったく後悔はありません。むしろ、心が軽くなったとすら感じています。

この記事では、私が電験一種の受験を決めた理由、そしてなぜ「やめる」という選択に至ったのかを、素直な気持ちで書いてみたいと思います。

電験一種を目指した理由

私のキャリアは、第三種からスタートしました。保安法人で現場経験を積む中で、R元年に電験二種も取得し、それなりに手応えも自信も感じられるようになっていました。
そんなとき、ふと頭をよぎったのが「一種まで取れたらカッコいいな」という想いでした。

もちろん、一種を持っていれば選べる仕事の幅も少し広がりますし、電気資格で最高のものなので、業界内での評価も上がる。そんな“理想”に惹かれて、勉強を始めました。

挑戦してわかった「現実」

実際に勉強を始めると、すぐにそのハードさを実感しました。合格率は毎年数パーセント、範囲は広く、計算問題も深い。仕事をしながらこの内容を消化するのは正直かなりきつい。

それでも、「続けていれば、いつかは」と思いながら机に向かい続けました。しかしあるとき、ふとこう考えるようになったんです。

「これを取って、果たして自分は何がしたいんだろう?」

メリットが感じられなくなった理由

仕事で必要になる見込みは今のところない。
現在特高の電気主任技術者として務めていますが、将来役立つこともなければ、それにしては時間と労力のコストが高すぎる。そして何より、今の自分がそこまでして目指したい目標なのかと自問自答しました。

「一種をとり、他者承認を得たいだけなのでは」
一種合格自体が目的化していたことに気づきました。

やめる決断をしてみたら

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(画像:ODANより)

昨年4回目の二次試験に不合格だったので今年また一次試験から出直すかかなり迷いました。
再受験をやめようと決めた瞬間、不思議と罪悪感よりも安堵感のほうが大きかったのを今でも覚えています。

もちろん、ここまでかけた時間や努力がゼロになるわけではありません。
でも、得られた知識や考え方、挑戦したという経験自体は、今後の自分にとって確実にプラスになる。それだけで十分だと、素直に思えました。

今は、自分らしい時間を生きている

今は、ビリヤードやプラモデルなど、好きなことに時間を使っています。
必要だと感じる勉強には前向きに取り組んでいますが、「~すべき」に縛られることはなくなりました。

自分が心から納得できることに集中する。そのシンプルな選択が、こんなにも気持ちを軽くしてくれるとは思っていませんでした。

お金の勉強でもしようかな

10年にわたり電験三種→二種→一種と資格勉強に時間を使ってきたので
なにか資格勉強していないと落ち着かない性分になりました。
先日簿記三級をCBTで受験し合格したので、次はFP3級にトライしようと過去問演習しております。

最後に:やめる勇気も、選択のひとつ

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(画像:ODANより)

資格試験は、受かることがゴールではありません。そこに向かう過程で「やめる」と決めるのもまた、大事な選択だと思います。

挑戦してみてわかったこと、やめて気づけたこと。その両方があるからこそ、私は今回の経験を「失敗」だとは思っていません。

同じように悩んでいる人がいたら、ひとつの実例として届けば嬉しいです。

電験の受験は多大なリソースを必要とします。諦めずに何度も取り組む闘志も必要ですが、取得後に対したメリットが無いようでしたら撤退するラインを引いておいても良いかと思います。


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