前回、うお座さん向けの仕事運を占った時に使用したタロットデッキをご紹介します。ホワイトセージタロット、というデッキです。テレサ・ハッチ氏によって描かれ、その制作の際にホワイトセージ(浄化のために良く使用されています)を使用していたのが、デッキの名前の由来だそうです。ウエイト=スミス版を下敷きにしていますが、小アルカナの1~10は人物が描かれておらず、このあたりはマルセイユ版と同じです。ただマルセイユ版と比べるとワンドのカードも写実的で、無機質な印象を与えるマルセイユ版よりリーディングの時にはイメージを膨らませることができそうです。
絵柄の下の部分にスート、番号が記されており正逆の把握もしやすいです。また絵柄のリボンの色も1~7まであるチャクラの色に対応していて、各色の解説もデッキに付属しています。より深いリーディングにつながってくると思います。上の写真にあるワンド7とワンド10も「優位性を保ちながらも突き上げがある」「ストレスフルな状況」といったウエイト=スミス版の絵柄を連想させる構図になっています。
次にコートカードです。人物の代わりに動物のモチーフになっています。
このカードからは各スートの象徴、ペンタクル=地、ワンド=火、カップ=水、ソード=風を想起させられます。ワンド、ソードナイトはウエイト=スミス版では、ともに騎馬の疾走するスピード感を表現していますが、このデッキでもいかにも俊敏な動きをしそうな動物をモチーフにしています。
またペンタクルキングは重厚で落ち着きのある感じを、カップページは幼く清らかなイメージを与えてくれます。この絵柄はウエイト=スミス版の解釈に新しいイメージを加えることが出来そうです。
最後に大アルカナ、左から愚者、吊るし人、星のカードです。
ウエイト=スミス版の愚者にも足元に白い犬が描かれていますが、この子犬は愚者の天真爛漫さ、幼さゆえの危うさなどを良く表していると思います。
吊るし人の身動き制限されている状態でありながら、思考の自由を感じさせる状態を、成虫になるために蛹となり身動きを制限される状態に向かう幼虫で表現しています。
星のカードはもっと抽象的で混沌とした宇宙にひときわ大きく輝く星を描き現れた希望の大きさを表現しているようです。この他にも死(神)のカードも暗く混沌とした現状に一筋の明かりが差し込んでくる「再生」のイメージを連想させます。ともにタロットカードのもつメッセージ性をどんどん膨らませてくれます。
見てきた通りデッキ全体、淡い色合いが多く、ウエイト=スミス版の直接的でメッセージ性の強い絵柄とは違いますが、控えめな表現ゆえにカードの持つメッセージを深く読み取ることが出来そうなデッキです。
カードの材質は薄手で、シャッフルするときもスルスルと交わってくれます。あとはカード自体の耐久性がどのくらいか?というところですが、これは使いこんでみないと、結論は出せません。
このデッキもウエイト=スミス版のデッキと併用することで、タロットカードから得たメッセージをより深みのあるものにしてくれると思います。