住宅展示場集客の急所は幅を狭めること

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ビジネス・マーケティング
2枚の写真があります。いずれも全国屈指の大型総合住宅展示場に出展するメーカーの展示場の前。総合展示場にはたくさんの会社があるので、玄関の前にこうしたブラックボードを置いて集客を図るわけです。
左の会社は私がこの当時訪問していた企業ですが、実はこの文言はこの日にか書き換えたもの。
【30ー40坪得意のお家をたくさん建てています】【~得意です】がキーワードなんですよね。
前日までは当り障りない文言だったのですが、このように幅を狭めたのです。顧客を絞り込んでいるように見えますが、実はこの坪数はボリュームゾーン。だから、これを見ると「とりあえずここは見学してみようかな。何かノウハウがありそうだしな」となるわけです。
では右の写真は? となりますね。これは2つ隣のにある全国区有名メーカーのブラックボードなのですが、左のボードを見た店長が「これは良い案だな。うちも真似をしよう!」ということだったのです。
ただ、まったく同じでは芸がないので【36坪得意です】とさらに上をいったのでした(笑)
たまたま両者の店長は仲が良かったのですが、この3日後に36坪は書き換えました。店長曰く「絞り過ぎた」とのこと。
この考え方は住宅だけではなく、すべての業種に通用します。23年間にわたって私も全国の住宅会社でこの理論を展開してきたので自信があります。
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