投資系インフルエンサーの中には、自身のフォロワーに対してFIREや
老後資金の準備のためにレバナス投資を推奨する者もいる。
しかし、レバナスには減価リスク、相場下落リスク、繰上償還リスクといった
長期投資にとってマイナス要因が大きい。
だから、長期投資を前提とした資産形成制度である
つみたてNISAからもレバレッジ型の投資信託は除外されている。
一番怖いのは、繰上償還リスクである。
繰上償還とは、市場環境の悪化など、当初の想定と比べて運用の継続が
難しくなった場合に適用されるもので、その時点で運用が終了する条項である。
レバレッジ型投信が繰上償還される場合の多くは、
株価の下落局面で発生する。
レバレッジによって株価下落の影響が増幅されると、
その投信の純資産総額が大幅に毀損(きそん)し、
繰上償還に追い込まれ、繰り上げ償還時点で含み損となり、
強制的な損切りを余儀なくされる。
レバレッジ型の投資は中長期投資には向かない。
レバナスのリスクを十分に把握しないまま、
インフルエンサーの言うがままに投資を行っている者は
破綻した時に初めて投資の怖さを知ることになると思う。
無くなっても良い金ならレバナスに投資してもかまわないが、
FIREとか、老後の生活資金が目的なら、
こうしたリスクは取るべきではない。
仮にロシアが核を使ったなら、とか
中国が台湾に侵攻したらといった事変が起これば
株価は一瞬で暴落するリスクがあることを忘れてはならない。