社会人18

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私は妊娠していた。

そのまま彼に報告した。
そしたら、すごく喜んで、彼の親に会ってほしい、と言われた。
次の日、彼の親に会うために彼の実家に車で向かった。

この時、まだ母親には報告していない。

彼の実家は、私が住んでいるところから車で40分くらいかかるところに住んでいた。

周りの景色がどんどん少なくなっていった

失礼かもしれないが、本当にココに人が住んでいるのだろうか、というような田舎だった。

コンビニなんてというものは存在せず…。

街灯もロクににない集落だった。

私は、ドキドキしながら彼の実家の玄関に入った…。

そしたら彼のお母さんが出てきて挨拶をしてくれた。

そして、妊娠したこと、結婚の意思があること、など色々な話をした。
とても和やかな雰囲気でその日は帰った。

そして、次は私の母親に言わなければならなかった。

母親はなんていうだろう。

と考えていた。

そしてその日はやってきた。

母親は今でいう「どや顔」で居間に座っていた。

そして、彼が事の経緯を話していた。

一部始終話終わってから、今後どうするんだ、という話になった。

まず、結婚をすることの話をしたが、もう妊娠しているため式は挙げないということも伝えた。

そして安定期を過ぎたら彼の実家に引っ越すという結果になった。

いわゆる「同居」である。

安定期に入り、いよいよ私は彼の実家に住むことになった。

私は17歳にして彼の親と同居という過酷な世界に踏み入れたのである、

安定期に入り、彼の実家は車がないと暮らしていけないような僻地だったのもあり、彼のお母さんが、私に「運転免許」を取ってほしいというのだ。

私はびっくりした!

そういえば私はもうすぐで18歳になる、
子供を産んでからでは病気や何かで免許が必要になる。

私は、喜んで申し出を受け入れた。

そう、もう1つ…
「私は母親とは関わりません」
と彼の両親にいってあるのだ。

そのせいか、どうかはわからないが運転免許をとるために自動車学校に通うことになった。

自動車学校は、送迎付きでとても親切だった。

が、仮免許を取るときに、大きくなってきた私のおなかを見て
受付の人が
「もしかして妊娠されてますか?」
と聞いてきた。
私は「はい」と答えたら、事務所の人たちがざわついた。

どうやら私はただ「太っている」のだと思ったという。

え、旦那は言ってくれてなかったのか…。

私は「誓約書」というものを書かされた。
それは、自動車学校通学中に妊娠についての責任は負いません、という内容の誓約書だった。

私はそれに同意した。

そして、順調に進んでいたかのように思っていた。

仮免許を取得し、高速道路の練習中に先生がジュースをおごってくれる、という話を周りの人から聞いた。

そしたらいざ私の番に来た時には、「自分でお金だして」と言われた。
あぁ…ここでも同じ扱いなのか、と学校時代を思い出した。

まぁ、そんなもんか、と。

とりあえず私は免許のお金をお母さんからもらっている以上頑張らなければならなかった。

その時は、「なぜ旦那が出してくれないだろう」としか思わなかったし、お母さんがとって欲しくて、が理由だったのか、とも思った。

そして、なんとか本試験にたどり着いた。

旦那には、お姉さんがいた。
そのお姉さんは、習字の先生や嫁ぎ先の稼業でもある建築士の資格も持っている頭のいいお姉さんだった。

そのお姉さんに試験会場まで連れて行ってもらった。
旦那は仕事だというので。

そして結果は
「合格」
していた。

それを報告しにお姉さんの待つ車にいって報告したら
すぐさまお母さんに電話して
「合格しちゃったよ」
と…。
しちゃった??
どういうこと??

私は受からないだろう、と思っていたらしい。

その日は、私の合格祝いを開いてくれた。
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