ついリピートしてしまう占い師って、どんな感じ!? (元・占いジプシーが、利用者目線で「電話占い」を語ります ❢)

記事
占い

はじめに

占い、ハマりました。ジャンルはもちろん、恋愛。

雪の中のマッチ売りの少女(笑)のように、マッチをすると(電話すると)、話しているその間だけ、ほんの少し不安が弱まる。でも、マッチの炎で温かくなるのは一瞬なので、またすぐにマッチをすりたくなる(電話したくなる)。


電話占いの便利さと依存の罠

対面占いも利用しましたが、やはり自宅にいながら利用できる電話占いが便利ですね。便利過ぎて、一時、消費者金融で借りたお金を満額溶かすということをやらかしました。(笑・すでに完済しています)


リピしてしまう占い師って?

では、1回のセッションで万単位のお金を溶かし、さらにリピして予約して...もう完全に依存してしまう占い師の先生と、10分無料の時間さえ飽きてしまい、すぐに「ありがとうございました、ガチャ」となってしまう先生と、なにが違うんでしょう?


「おあずけタイム」の効果

タロットやオラクルを使った占いでは、「じゃあカードを引きますね」と言われることが多いです。シャッフルしている音が聞こえ、臨場感がある。

カードを使わない波動調整では、「波動を見せてね」と声掛けされたり、「彼の顔を思い浮かべてください」と指示されたり。

どちらにしても、会話がストップした時間が流れます。こちらとしては、頭の中が彼とのあれこれでいっぱいになり、話したい・聞いてほしいという状態が極限に達する。

おあずけタイムですね。これがあるから、占い結果を聞いたあと、ものすごいペースで会話がはずみ、思いをぶちまけることになります。

もちろん、おあずけには限度があり、長く待たされると「時間稼ぎされてる」と感じて、その場で切ってしまいます。

電話占いは、サイトにもよりますが、まず繋がるまでに音楽が流れて待たされますので、このおあずけタイムは、1分でも十分と感じますね。いや、ほんと、1分がものすごく長く感じられるんですよ。


絶妙な質問で引き込む占い師

では占いのセッション中ですが、リピしてしまう先生たちは、こちらがつい「自分語り」をしてしまうような、絶妙な質問をしてきます。「そこをわかってほしい!」という、まさにツボをついてくる。

占い師の先生なら、なにも話さなくても、霊視でこちらのことがわかるはず、と私は期待しているのですが、それでも、しゃべりまくってしまいますね。

人気の先生方は、なんでも話していいっていう、そうした「場」を作るスペシャリストなんだと思います。


肯定的な態度

また、リピしてしまう先生たちは、こちらの気持ちを肯定してくれます。たとえ、彼が既婚者であろうと否定しない。しっかり味方になってくれた上で、細かいアドバイスをくださいます。

占い師ってみんなそうなんじゃないの? って思っている人もいるかもしれませんが、そうでもないですよ。

もちろん「上げ鑑定」は興ざめですが、ファンになってしまうような先生は、「正直彼はやめといた方がいい、けど、それでもあきらめたくないなら、運気が変わる◯月まで待って」というような、希望を残した対応をしてくれますね。


すぐの「職務質問」は、警戒モード全開になる!?

ところで、すぐに「名前と生年月日を教えてください」って聞かれること、よくありました。

九星気学や四柱推命の先生を選んだ場合は、最初から生年月日が必要だなとそういう心構えをして電話を掛けますので、気になりません。実際、とても寄り添ってくれて、リピした九星気学の先生もいましたし。

でもタロットやオラクルの場合、「カードでわかるはず。なんで生年月日を聞くの?」と、無意識的に私は警戒モードになります。

別に生年月日を言うくらい、かまわないんです。でも「職務質問」されているような「場」を感じてしまう...。

この時点で、こちらは完全に受け身になり、質問されたことにだけ答えるようになります。あくまでも私の場合ですが、「自分語り」をする気にならない。

さあ占ってくださいね、結果を聞かせてくださいね、電話を切ったあとで、私はその結果を咀嚼しますから、というスタンスです。

これこそ電話占いだと言われれば、そうだと思いますが、その先生に依存するようなことにはなりません。

特に、プロフィールに霊感タロットなんて書いてある場合は、なぜ生年月日がいるの? と思ってしまいます。

ただ、大手サイトの先生たちはプロフェッショナルですので、霊感タロットで生年月日を聞かれることは、まずありませんでした。プロフに書くだけあって、霊感系は会話もハイペース、まさに「視えてる!?」と感じさせるものがありましたね。


驚愕のカリスマ占い師

では最後に、私が出会った忘れられない占い師の話をしたいと思います。
プロフィール画像の微笑みが、まさに女神のように美しい女性で、1,200円/分(!!)という信じられない金額設定でした。

この先生とは10分無料キャンペーンでお話ししました。(デビュー占い師の10分無料枠ではなく、夏の特別キャンペーンだったと思います)

さて、肝心の占いですが、結果は恐ろしいことになりました。
実はわたしも含め、数々の占い師の先生方の誰一人、見抜けなかったことを、それこそ1分で見抜いた...!

実は黒歴史なんですが、当時、私は彼を既婚者と思っていました。本人もそう言っていましたし、周囲も既婚者として彼を扱っていたんです。娘が二人いると公言しており、ああそうなんですねという感じで、その辺を突っ込む人もいなかった。

しかしそのカリスマ占い師は、「彼、独身ね」と。

そして簡潔に、この男はものすごい嘘つき、ナルシスト、いじめて楽しんでる、それにどうしたって縁が切れる、と。

この時は10分の無料枠で終了。なーんだ当たらないね、寄り添いもないし...と、私はがっかりしてしまいました。

ところが!
この会話をした年の年末に、年末調整の用紙をうっかり見てしまい、事実を知ったんです。彼(もう言ってしまうと、職場の上司)は、独身だったんですよ!

用紙に「独身」と印字されていました。

なんてこと!
ああ、カリスマ占い師、本物でした・・・

世の中には、1,200円/分だって、利用する人がいるわけです。だってこの先生は、もう視えるわけですから。

そして本物には、おあずけタイムも絶妙な質問も、それこそ肯定的態度もいらない...? もちろん、生年月日なんて必要なし。

でも、あの占いのセッションは、やさしい「場」でしたよ。決してこちらを軽蔑したり、切り捨てたりする雰囲気ではなかった。・・・声だけの電話で、これを感じさせるのはすごいと思います。

なので、私のように、その時は「当たらないよね」と誤解する人たちがいたとしても、利用する人は利用するだろうなと感じました。


占いジプシーの終わり

そしてこれを機に、私の占いジプシーは終わったんです。
だって、そのカリスマ占い師の先生以外、検討違いな占い結果を告げられていたわけなので。

できることなら、そのカリスマ先生ともう一度お話ししたいところですが、なにしろ1,200円/分です。サイトを見守るだけになっています。
(余談ですが、占いの通り、その後、彼とは縁が切れて、過去の1ページとなりました)


最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
おこがましいことですが、このコンテンツが、占いの道を歩む新人の先生方に、なんらかの情報提供になればうれしいです。


まとめ

1.  沈黙の「おあずけ」には効果がある。
2. 「自分語り」を引き出す絶妙な質問。
3.  否定しない肯定的な態度。
4. 「職務質問」は慎重に。
5. 1から4を吹き飛ばす、カリスマ占い師の本物の力。





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