「参考デザインを用意してください」と言われても、どうやって集めればいいかわからない…
デザインを発注するとき、デザイナーからこう言われて困った経験はありませんか?参考デザインはただ集めるだけでなく「上手に活用する方法」を知っておくことで、理想のデザインに仕上がる確率が大きく上がります。
この記事では、参考デザインの集め方から、デザイナーへの効果的な伝え方までを解説します。
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なぜ参考デザインが必要なのか?
デザインの好みやイメージは、言葉だけで正確に伝えるのが非常に難しいものです。「シンプルでおしゃれな感じ」と伝えても、解釈はさまざまあるので上手く伝わらない方が自然です。
参考デザインを用意することで、言葉では伝えにくいニュアンスや世界観を視覚的に共有することができます。「百の言葉より一枚の画像」という言葉通り、参考デザインはデザイナーとのイメージのズレを防ぐ最も効果的なツールです。
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参考デザインの集め方
① Pinterest(ピンタレスト)
参考デザインを集めるのに最も適したプラットフォームです。キーワードで検索するだけで、世界中のデザインが一覧で表示されます。「Instagram サンクスページ」「LINEリッチメニュー ナチュラル」「YouTubeサムネイル シンプル」などのキーワードで検索してみてください。
気に入ったデザインを「ボード」に保存しておくと、デザイナーにまとめて共有できるので便利です。
② Instagram(インスタグラム)
自分のビジネスと近いジャンルのアカウントを参考にするのが効果的です。「このアカウントの世界観に近い雰囲気にしたい」という形で共有すると、デザイナーがターゲット層やブランドイメージを把握しやすくなります。
③ 競合や憧れのアカウントのスクリーンショット
同じジャンルで活躍しているアカウントのデザインを参考にするのも有効です。「このアカウントのような雰囲気にしたい」「このデザインの色使いが好き」という形で伝えると、方向性が明確になります。
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参考デザインの上手な活用法
「好き」と「嫌い」の両方を用意する
前回の記事でもお伝えしましたが、好きなデザインだけでなく嫌いなデザインも集めておきましょう。「このデザインの雰囲気は避けてほしい」という情報は、デザイナーが方向性を絞り込むうえで非常に役立ちます。
「どこが好きか」を一言添える
参考デザインを共有するときは、「全体的な雰囲気が好き」「この色使いを取り入れてほしい」「このフォントのテイストが好み」など、どの部分が好きなのかを一言添えるようにしましょう。
苦手なデザインも同様です。どの部分が苦手なのかを伝えてみましょう。
参考デザインをそのまま渡すだけでは、デザイナーがどの要素を参考にすればいいか迷ってしまうことがあります。ポイントを絞って伝えることで、より意図が伝わりやすくなります。
参考デザインは3〜5枚程度に絞る
参考デザインを多く用意しすぎると、デザイナーが方向性を定めにくくなります。「これも好き、あれも好き」と10枚以上渡してしまうと、まとまりのないデザインになってしまうことがあります。
方向性が似ているものを3〜5枚程度に絞り、共通するテイストや要素を意識して選ぶのがおすすめです。
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参考デザインを活用するときの注意点
参考デザインはあくまでも「方向性を伝えるためのもの」です。参考デザインをそのまま真似したデザインを依頼することは、著作権の観点から問題になる場合があります。
「このデザインと同じものを作ってください」ではなく、「このデザインの雰囲気・色使い・テイストを参考にしてください」という伝え方を心がけましょう。
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まとめ
参考デザインは、PinterestやInstagramを活用して集めるのが効果的です。好きなデザインと嫌いなデザインの両方を3〜5枚程度用意し、「どこが好きか」を一言添えて共有することで、デザイナーとのイメージのズレを最小限に抑えることができます。
次回はいよいよ**【STEP2 発注前編】最終話**、「なんとなくおしゃれな感じで」はNG!デザイナーに伝えるべき情報について解説します。お楽しみに!