「なんとなくおしゃれな感じでお願いします」
デザインを発注するとき、こんなふうに伝えてしまったことはありませんか?実はこの伝え方、デザイナーにとって最も困る依頼のひとつです。
言葉が曖昧なまま発注すると、仕上がりがイメージと全然違う…というトラブルに発展することがあります。この記事では、デザイナーに正確に伝えるべき情報と、その伝え方のコツを解説します。
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「おしゃれ」はデザイナーによって違う
「おしゃれ」という言葉ひとつをとっても、人によってイメージはさまざまです。
- シンプルでミニマルなデザイン
- トレンド感のあるポップなデザイン
- 高級感のあるラグジュアリーなデザイン
- 温かみのあるナチュラルなデザイン
これらはすべて「おしゃれ」と表現される可能性があります。デザイナーはあなたの頭の中を見ることができないため、曖昧な言葉だけを頼りにデザインを作ると、お互いのイメージがズレてしまうのです。
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デザイナーに伝えるべき6つの情報
① 用途・使用場所
作成するデザインをどこで使うのかを明確に伝えましょう。LINEリッチメニューなのか、YouTubeサムネイルなのか、インスタグラムのサンクスページなのかによって、デザインの方向性やサイズが大きく変わります。
② ターゲット・世界観
「誰に向けたデザインか」を伝えることで、デザイナーが適切なテイストを選びやすくなります。「20代女性向けのナチュラルな雰囲気」「40代ビジネスマン向けのシンプルで信頼感のあるデザイン」など、ターゲットと世界観をセットで伝えましょう。
③ 使用するテキスト
デザインに載せる文字情報はすべて確定させてから伝えましょう。テキストの量や内容によってレイアウトが大きく変わるため、後からテキストが変わると修正が大幅に増えてしまいます。
④ 希望のカラーイメージ
ブランドカラーがある場合はそのカラーコードを、ない場合は「温かみのある色」「清潔感のある白ベース」など、方向性を言葉で伝えましょう。具体的なカラーコードがあれば、認識のズレを防ぐことができます。
⑤ 好きなデザイン・嫌いなデザイン
第4話・第5話でお伝えした通り、好きなデザインと嫌いなデザインの両方を参考画像として用意しておきましょう。「どこが好きか・嫌いか」を一言添えると、さらに伝わりやすくなります。
⑥ 納期と修正回数の希望
いつまでに必要かを明確に伝えましょう。また、修正が何回まで対応可能かをデザイナーに確認しておくことも大切です。修正回数が限られている場合は、最初の伝え方をより丁寧に行う必要があります。
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伝え方のコツ:「依頼シート」を作ってみよう
デザイナーへの伝え方に自信がない方には、「依頼シート」を作ることをおすすめします。以下の項目を埋めるだけで、必要な情報が自然と整理されます。
- **用途・使用場所**:
- **ターゲット・世界観**:
- **使用するテキスト**:
- **希望のカラーイメージ**:
- **好きなデザインの参考画像**:
- **嫌いなデザインの参考画像**:
- **納期**:
- **その他要望**:
この依頼シートをそのままデザイナーに送るだけで、スムーズなやり取りがスタートできます。
依頼後にデザイナーの方から「ヒアリングシート」が共有される場合は、それに沿って記載しつつ、足りない部分は補足を入れると良いでしょう。
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まとめ
「なんとなくおしゃれな感じで」という曖昧な伝え方は、イメージのズレや修正の増加につながります。用途・ターゲット・テキスト・カラー・参考デザイン・納期の6つの情報を整えて伝えることで、理想のデザインに仕上がりやすくなります。
次回からはいよいよ**【STEP3 発注中編】**に入ります。まずは「初めてデザインを外注するときの流れ」を徹底解説します。お楽しみに!