幸せの心理学  〜ストローク -スーザンの物語- 〜

記事
ライフスタイル
ある小児病棟にスーザンという女の子が父親に連れられてやってきました。
1歳10ヶ月で体重は6,8kg、身長71cm。ハイハイもできず言葉を発する事も出来ない状態でした。検査結果は著しい心身の発達の遅れ。発育不全により即入院となりました。
原因は母親の養育放棄。相手にされず抱かれることも話しかけられることもなく幼いながら一人ぼっちで育ってきた(ストロークを全く与えられなかった)と想像出来ます。

彼女の治療方法は母親代わりにボランティアの女性が、週5日間、毎日6時間スーザンの世話をする(ストロークを与える)というものでした。愛情を込めて抱いたり、頭を撫でたり、足を擦ったり、笑顔で話しかけたりして接しました。

その結果6週間後にはスーザンは微笑む事が出来るようになり、ハイハイをし、伝い歩きが出来るようになり、体重は2,7kg増え、身長は5,1cm伸びました。入院当初は人と関わろうとしなかったけど、積極的に関わるようにもなりました。

この物語からわかることは、養育者とのスキンシップや言葉がけが不足すると(ストローク不足)、成長ホルモンに影響を与え、脳の萎縮にもつながり、発達異常をもたらすことを示しています。

人が生きていくためには新鮮な空気と水が必要です。
乳幼児が健全に心身を発達させていくには、それと同じくらい養育者の愛情ある関わり(ストローク)が不可欠なものだということです🌈
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す