「最近、彼(夫)が求めてこなくなった」
という相談もよくいただきます。
愛情が冷めてしまったのかな?と感じてしまうかもしれません。
でも、男性側の心理プロセスを丁寧に見ていくと、少し違う景色が見えてくることがあります。
■ 「慣れ」と「冷め」は違います
恋愛や結婚の初期は、いわゆるハネムーン期。男性も積極的にスキンシップを求めます。でもこの期間は一般的に3ヶ月ほど。
その後、あなたとの心の距離がさらに深まると、男性は安心して「素の自分」を出してくるようになります。例えば、連絡が減ったりとかがあると、「私に対する気持ちが冷めたのかな?」と不安になるかもしれませんが、彼やご主人を怒らせるようなことをしていないのなら、多くの場合はあなたに対して「安心した」状態になったからこその反応です。
ただ、「安心する」ということは同時に出会ったころのようなときめきが落ち着くわけですから、そのせいで性欲も落ち着いてしまって、だんだん求めてこなくなるということがあります。
あるいは、あなたに対して「母性」を感じすぎてしまって、性欲がわかなくなってきたりということも。
さらには、もともと性欲が淡白だったりすると、「慣れ」によって刺激が減って、セックスレスになっていくということもあります。
■ 承認欲求が満たされていないと始まることが多い
「いえ、安心とか、そういう段階を過ぎています。出会ったころと比べて、最近は本当にそっけなくて困っています。」
という相談も多いです。
男性は、好きな人に対して「認められたい」「役に立ちたい」という欲求が強いです。仕事のプレッシャー、日々の疲れ、家庭の中での役割。そういった積み重ねの中で、あなたに「認められていない」という感覚が続くと、男性は少しずつ心を閉じていきます。
感情を言葉にすることが苦手な男性は、そのしんどさを誰にも言えず、ただ距離を置いていくことが多いです。
その積み重ねから、セックスレスへと発展していくことがあるのです。
■ 「また傷つくくらいなら」という怖れ
さらには、こんなケースも。
奥さまの妊娠中、ご主人はなかなかセックスができず、欲求不満に。そして奥さまが出産後、ようやくセックスができると思い、奥さまに求めていくと、子育てでそれどころではない奥さまは、ご主人の求めを拒否することも多いです。
このような形で、断られることが続いたり、雰囲気で拒絶されたと感じる体験が重なると、男性は「自分から求めない方がいい」と思うようになったりします。
これはプライドではなく、拒否されたことによって傷つくことへの怖れです。「もう求めない」ことで、その怖れから自分を守るのです。
■ 感情のすれ違いが積み重なった結果として
「なんでそんなことするの」「どうせわかってくれない」といった批判や不満が日常の中に増えると、男性は防衛反応を起こします。反論する、黙る、心のシャッターを下ろす。そのどれかが出てきます。
心が閉じた状態では、身体的な親密さも生まれにくくなります。セックスレスは愛情の問題というより、感情のすれ違いが積み重なったサインであることも少なくありません。
■ 「求めない」は「嫌い」ではない
セックスレスが続くと「もう私への気持ちがなくなったんだ」と感じるのもわかります。でも、男性が求めてこなくなった背景には、傷つくことへの怖れや、認めてもらえない寂しさが隠れていることが多いです。
「愛情がなくなったから」ではなく、「どうしたらいいかわからなくなっている」場合があります。そこを知っておくだけで、関係の見え方が少し変わることがあります。
他にも、栄養面の問題や、インナーチャイルドの問題など、さまざまな観点があります。
どのケースにあてはまるのかは、それぞれですので、セックスレスや夫婦問題についてのあ悩みは、どうぞお気軽にご相談ください。