職場で”標的”にされる人の共通点

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こんにちは。

先日「プレジデント」というビジネス誌を読んでいて、興味深い記事があったので共有させていただきます(^^)

スタンフォード大学で組織行動論や「嫌がらせ」の研究を行っているロバート・I・サットンさん曰く、「長年嫌がらせなどの研究をしてきて、残念ながら人類にはいじめのDNAが組み込まれているとしか思えない」と語られていました。

皆さんの職場にも「部下に対して、あからさまにイライラした態度をとったり、頻繁に大勢の前で部下を罵倒してみたり・・・」というような上司や同僚はいませんか?

私の以前いた会社には、たくさんではありませんが一定数いました・・・(^^;

ロバートさんによると、以下の項目に当てはまるほど、真面目に働いていいても、嫌な奴の標的になりやすいのだそうです。(2021年10月15号プレジデント参照)

◇高学歴(自尊心が低い人は自分よりスペックが高い人を恐れる)
◇メールの返信が早い(デジタル上での距離と心理的な距離は比例する)
◇お互いの顔を合わせる機会が少ない(顔を合わせる機会がなければ、人は残虐になる傾向がある)
◇職場が忙しすぎる(ストレスが多い環境では、ストレスを発散する対象を見つけようとする)
◇安請け合いしがち(何を言っても大丈夫、反撃しないだろうと思われてしまう)
◇すぐ顔に出る(反応があると面白がられて、嫌がらせはエスカレートしやすい)
◇服装が派手(目立つ存在は、組織の調和を乱す人と見なされることも)
◇容姿が優れている(妬まれる)
◇親切でおとなしい(言うことを聞く都合がいい人にされてしまう)
◇上司と性格や興味関心が似ていない(似ている点があるほど、人は相手を魅力に思うという研究結果がある)
◇上司が同性である(いじめや心理的虐待はほとんどが同性がターゲット)

いかがでしたでしょうか?

また、項目にもあった忙しい職場というのは、所謂”嫌な奴”を発生させやすい環境であることが米ジョージタウン大学の研究結果で分かっています。

研究では様々な業種の人を数百人単位で調べた結果、嫌な態度を取っている人の大半は過重労働を強いられていたそうです。

人は何かに常に追われているような状況だと、自分に余裕がなくなって、ストレスの発散対象(特に自分より立場の弱い人)を見つけたくなるのは、納得がいきます。

ただ、被害者(ストレス発散の対象)にされる方は、たまったものではありません!

そんな”嫌な奴”の対処法は、「出来るだけ距離をとる」こと。

・会議などでも、嫌な奴とは出来るだけ離れた位置に座る。
・嫌な奴のスケジュールをチェックして、同じ空間にいる時間を最小限にする。

・今はコロナの影響でリモートワークも増えたと思いますが、嫌な奴からのメールの返信も素早く返しすぎないこともポイントです。(相手が反応することに喜びを感じ、嫌がらせがエスカレートする。)

理不尽なことに、性格的に優しく、断らない人ほど嫌な奴の”標的”になりやすいという傾向があります。

もし、上の質問で当てはまる項目が多かった方は、「この人ヤバそう・・・」という方とは、最初から出来るだけ距離をとっておくことで、ご自身を守ることが出来ます。

ただ、これが直属の上司だった場合は、距離の取り方にも限界があるので、さらに上の上司に相談する(部署異動)、嫌な上司以外にも不満があり転職(退職)を検討していたとったケースの場合は、思い切って転職するのもよいかもしれませんね。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました(*^^*)



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