【うつサポ体験談④】私がやったこと・決めたこと

記事
コラム
夫が休職→退職し、無事(?)無職となりました。
絶賛停滞期だったため、いつ復職できるのか目途は無かったです。
また、そんな相談が出来る状態ではありませんでした。
そんな中、私がやったことがいくつかあります。

【その①:転居】

夫の収入がある前提で借りていた家だったので、私一人で家賃+管理費+駐車場代まで負担するのは限界がありました。
また、当時住んでいた近隣が改築ラッシュで、日中ずっとトンテンカンテン音が鳴り響き、今で言う「HSP」だった夫には耐えがたく、とてもうつ病の療養が出来る環境ではなかったのです。
で、私が千葉出身だったこともあり、「どうせなら家賃が安くて周囲が静かなところ」と考え、千葉市某所へ引っ越しました。

【その②:正社員になる】

引っ越しを決めていざ賃貸契約をする時。
夫は無職なので、私が契約者にならざるを得ません。
当時、私は派遣社員で(後で確認したら契約社員として雇用されていたのですが)、これでは契約できない→引っ越し出来ないのでは、と、とても焦りました。
結果として父を保証人に立てたからか、無事契約できたのですが。
その時、『一家に一人、正社員がいたほうが都合がいい』という事実に気づきました。
その後正社員に転職しました。リーマンショックより数年前の、多少景気が良く求人が多かった時期だったのが幸いしました。
ただ、正社員でなかったために、簡単に転居を決意出来た、というメリットもあります。
何が幸いするか分かりませんね。

【その③:夫のうつを隠すことを止める】

往生際悪く、それまではずっと周囲に夫のうつを隠していました。
しかし、②の正社員への転職の際に、その会社には全て説明しました。
その上で「だから正社員になりたくて応募しました」と。
それが採用の上でどう影響したのかしなかったのかは分かりませんが、社長さんはとても理解してくれました。
話をしても普通に受け止めてもらえる(しかも親族でもない人に)、というのが、私には大きな転機になったと思います。
今は人に隠すことはしません。当の本人が自ら結構喋る人なので。

【得たもの】

✔夫のうつ病の「おかげ」で、正社員へのキャリア変更のきっかけを得た。
うつ病を隠さないことで、気持ちが楽になった。

振り返れば、当時の私は思い込みと固定観念でがんじがらめになっていました。
私こそが、うつ病を一番理解していなかったのかもしれません。

ちなみに派遣社員でも賃貸契約は結べるそうです。
保証人がいない場合は、保証会社を利用する(物件によるかもしれません)という方法もありますね。
色んなサービスが、必要に応じて生まれているのは有難いことです。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す