何事もタイミング -期待し過ぎず、諦めず-

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コラム
『洗車は曇りの日がいい』
車好きの夫に聞いた話です。
晴れの日はワックスがすぐ乾いてしまう、雨の日はもちろん不可。風が強くても埃が付着しやすいからNG。
薄曇りくらいの無風の日が洗車に向いているのだとか。
イメージで、快晴の日にジャーっと水をかけながら洗うのかと思っていたので、「曇りの日がいい」というのが意外でした(私は免許持ってないので…)。

なぜこんなことを思い出したかと言うと、「何事もタイミングが大事」だな、と実感したからです。


<私と夫のケース>

症状としては睡眠障害。今は発達障害の症状への服薬が中心で、入眠導入剤は服用していません。
本人も入眠剤は避けたいみたいです。今まであまり効いたこともないし。
だから独力で寝る努力をしているようですが、中々変わらない。
朝5時くらいにようやく睡魔が訪れるような状態が続いています。

その影響で、日中起きていても頭痛や倦怠感が抜けないらしく、何もする気が起きないらしいです。
ここで昼寝をしたら夜寝られないことが確定するため、頑張って起きているのですが、座ってパソコン触っているのがやっとの状態。

私としては夫にやって欲しいことが色々あるのですが、今までの経験から、この状態の夫にこの作業は無理だよなぁ、やって、と言うと、こちらの要望以上の責任感を感じて潰れるよなぁ、というのが分かったので、頼まないまま粛々と様子を見続けていました。

そんな状態が2週間ほど。
一昨日当たりから夫が動き出しました。
夜寝られないことは変わらないようなのですが、私が「やって欲しい」と思いつつ言わずにためておいた作業を、黙々と片付け始めました。

<様子見が功を奏した?>

いつになったら動けるようになるのか、やはりまだ分からないまま見守っていましたが、「いつになったら」は分からないけど、「そのうち動くだろう」とは思ってました。
似ているようで違うこの二つですが、「いつになるかは分からないけど、そのうち変化がやってくる」というタイミングをはかる視点が、うつ病サポートには必要なんですね。

そして視点を持つだけでなく、ゆる~く期待する姿勢。
まったく期待しないとなると、本人(うつ病)が察知します。そして更に自分を責め始めるでしょう。
薄く期待しつつ、期待を表明しないで様子を見る、という微妙な塩梅が必要なのでは、と思いました。

例えば今回、私が『〇〇をやって、あなたの仕事でしょ』と言って、体調を鑑みず要求した場合。
100%ケンカになっていたでしょう(笑)
そしてお互い疲れ切って、夫の回復は更に延期され、私は自分のメンタルも損なって仕事に手が付かなくなり、次に何かを頼む時に抵抗感を感じるようになっていたと思います。


タイミングを見るのは本人(うつ病)のためだけではなく、サポート役の人にとってもメリットが大きいです。
これ!という境界線や見極めポイントがなく、人それぞれになってしまうので難しいとは思いますが、夫婦の専門家は夫婦自身です。自分の判断を信じることがベストではないか、と思います。


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