ジェームズ・レッドフィールドさんの『聖なる予言』ー。
昔からある本なので、読んだことがある方も多いでしょうね。
私が初めて読んだのは、14~15年くらい前だったでしょうか。
ちょうど自分の前に羽根が出始めてスピリチュアルのお話会などに参加するようになった頃でした。
自分の問題に取り組もうとして心理学系の本だけでは読み解けず、スピリチュアルな世界に活路を見出したかったからでした。
ちなみに羽根が出始めの頃のエピソードはこちらに書いてます。
『聖なる予言』は南米ペルーで発見された写本をめぐり、主人公がその本に描かれた「9つの知恵」を追い求めていく冒険小説のような形でお話がすすんでいきます。
シリーズもので何冊か出ており、当時は難しくて何度か読み直しました。
中でもエネルギーが自分や周りに与える影響がとても大きいと知ったのが自分にとっては大きかったです。
エネルギー闘争
よくネガティブな相談を受けると相手が元気になるのは良かったのですが、自分がエネルギー切れのような状態になったりしました。
また、自分がお店で知人にネガティブな相談をした時などは気持ちが入りすぎてネガティブなエネルギーが強くなり、お店の人が食器を割る音が聞こえたり、子どもが泣き出したりしましたし、イライラしたり不安定な時はよく電化製品が壊れたりということが起きました。
特にコントロールドラマの話が非常に参考になりました。
自分と相手との関係性や状況によって、自分が
「脅迫者」
攻撃的なことばや暴力、態度で周囲を威圧し、相手を脅かして自分に注意を向けさせ相手のエネルギーを奪う
「被害者」
自分はあなたのせいでこんなにひどい目にあっていると相手の情けに訴えて罪悪感を抱かせることで、相手を自責の念に追い込んで自分を守り、気にかけさせてエネルギーを奪う
「尋問者」
相手の欠点や誤りを見つけて批判する。批判された人には尋問者に批判されないように意識させることでエネルギーを奪う
「傍観者」
曖昧な態度をとったり無関心なふりをして、相手に自分を意識させるように仕向ける。批判されにくい位置に自分を置くことで身を守り、相手の注意を引いてエネルギーを奪う
となり、エネルギー闘争を繰り返していたと気づかされたのです。
このことを受け入れるのは非常に時間がかかりました。
何度も気づきの機会は訪れますが、その度に自己否定と自責の念のルートにはまり込んでしまい、私の場合、抜け出すには何年も時間が必要でした。
今はそういう状況を生み出すことがなくなってきたのでなくなってきましたが、もしまた同じような状況になったとしても、いち早く気づいて対処できればいいかなと思えるようになりました。
ちなみにこの本は映画化もされてDVDやブルーレイでも見ることができるので、本と併用で見るとよりわかりやすいかもしれません。
自分を受け入れるということ
自分を見捨てたり、否定しないと自分に語り続け、そのように行動し続けると自分の中で「認めてほしい」と大暴れしていた感情がおさまってきます。
私のネガティブな感情の "もと" は「自分を認めてほしい」「わかってほしい」という切実な思いでした。
特に自分がわかってほしいと思った相手には相手の注意をひくために色々問題行動をしていたんですね。
でも、一番は自分のふがいなさを嘆き、嫌っていた自分自身にわかってほしかったのです。
それを認めるとだんだん楽になってきました。
一日の始まりに自分に激励のことばをかけ、一日の終わりに自分の身体を優しくさすりながらねぎらいのことばをかけると、心が本当に安心して穏やかな気持ちに包まれるようになりました。
そして、こういう気持ちになれたのは、自分が頑張ったのももちろんですが、そのとき出会った人だったり、本だったりするんですよね。
自分が今どんな状態か見つめること、知ることってとても大事だなと思います。
状況を変えるために色々な方法があるのですが、その時自分に必要なものに気づくには自分の状態を知ることが大切になります。
自分の状態に合わせて必要な方や必要な本との出会いがあります。
そうして影響を受けた本がいくつかあるので、また紹介できればなと思います。
*Teo*