さていよいよ今回は、自分以外の誰かの呼吸に、実際に相手の体に手を添えることで関与していく方法を、書き始めてみたいと思います。
セルフケアよりもこの、人への関与の方により興味を持って前のめりになるタイプの方は結構多いです。
そのような方ほど、実際には昨日までにご紹介したセルフケアにもっともっと興味を持って、実践して頂けると有難いです。僕が有難いのではなく、その内あなたに呼吸のケアをしてもらう人にとって、その方が有難いということです。
自分の内実そっちのけで人の世話ばかり焼いているような人の親切は、呼吸のような命の営みそのものにとっては、お互いの本当の幸福に繋がらないことも考えられます。いや、呼吸のことで無くともそうかも。
先ずはよぉ~~~く、ご自身の呼吸と親密に、仲良くなってください。
それでは、最初にどのようなことから入って行きましょうか。
こんなことをやるのは世の中の変な騒ぎが済んでからでも勿論結構ですし、もしも本当に誰かと実践可能な状況にある人は、手始めに握手でもしてみられれば如何でしょう(←文字通り手始め)。
英会話の教材みたいにベラベラとうるさい自己紹介とかせずに、ちょっと黙って握手してみて、どんな情報が伝わって来るかなど感じ味わってみてもらいたいです。
もしも後で感想を述べあっても傷付いたりしない間柄であれば、握る強さなど、感じたことを教えてもらうのも良いかも知れません。
自分が思ってるより相手が痛がってたとか、ちょっと弱すぎて自身が無さそうだったとか。言われても平気ならやってみてください。
それと、黙って握手してる時、呼吸はどうなってたのか。
ベラベラ喋ってしまったらそれはもう無条件に呼気なので、黙って相手の手を握りながら自分がどんな呼吸をしているのか、確認してみてください。
手の温かさも感じるでしょうし、長めに続ければ変化も起きることがあります。
どうですか、実際にやってみられた人も、機会が訪れた時にやろうとしてくださってる人も、これからこの人に、例えば背中に触れてもらう、肩に触れてもらう、その為の、言葉にならないような大切な予備情報を感じる為にも、一度このような握手の時間をお勧めします。
何しろ偉い気功の先生や鍼灸師の方に治療してもらう訳ではないので、お互い普通の人間同士でお互いの呼吸に寄り添う訳ですから、感覚的自己紹介、自己開示のような時間を取っておくのは非常に良いと思います。
さあ、それで、ここからは超意外な話題で今日の記事を締めたいと思います。
勿論相手の呼吸を整える話です。
握手が終わって少し間を置いたなら、どちらかの人は適当な柔軟体操とか、ストレッチ、軽く体を捻るとか、何でも良いので、仕事の合間に自然にやってるようなリラクゼーションのような動きを、本当に適当にやってください。何故ならその動き自体には今は何も期待していないからです(笑)
それで、その意味の無い(少なくとも今は、って話ですよ)動きをやめてもらい、動いた直後の呼吸を味わってもらいます。
そして、ここからが本題です。もう一人の人、横で見ていた人がして差し上げる呼吸の補助、それは、さっきの無意味な(←しつこい)動きによって出来た衣服のしわを、整えてあげて欲しいのです。袖は勿論、体の部分に出来た服のしわ、裾がまくり上がっていたらそれを正常な位置へ静かに優しく戻し整えてあげる。
そして、再び相手に呼吸を味わう時間を与えてあげてください。
衣服を整えてもらって、どのように感じるでしょう。呼吸や気持ちは。
衣服を整えてあげて、相手の様子はどうでしょう。何か少しでも、どんな些細な事でも、変化は感じられるでしょうか。
・・・とまぁ、先ずはこんな取り組みからご紹介してみましたが、如何だったでしょうか。
つづく