「珈琲テイスト」

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【ソーセージ】



7歳の時
三郷団地の3街区に住んでて
ここから1番近いスーパーが
「ピーコック」と言う所だった。


ある日俺と母親で
一緒に買い物に行く事になり
俺が当時はやってた3輪自転車の
後ろのかごに乗って向かった。


ピーコックに到着すると
遠くの方の試食コーナーから
ソーセージの香りがしてきて
食べたくなってしまった。


なので試食コーナーを通る時
必ず食べようと計画し
どの辺りにあるのか狙いを定め
そこで母親から離脱し向かう予定。


そして母親が
野菜売り場で買い物をし
鮮魚コーナーでも買い物をし
目的の精肉売り場に到着した。
(ΦωΦ)フフフ…


ここで俺は
ソーセージの試食コーナーを探して
その場所を無事に発見でき
母親から離脱して走って行った!


そこで「ソーセージ頂戴!」と
お姉さんに行うとこころよくもらえ
大好きなソーセージを
無事にモシャモシャと食べられた。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

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【珈琲の香り】



しばらくすると母親が
俺の所に迎えに来てくれて
「またソーセージ食べてるの?」言い
ソーセージを買ってくれた。
(∩´∀`)∩ワーイ


その後母親は
コーヒー売り場に行って
いつもの豆のコーヒーを手に取り
会計もしてないのにその場で開けた!


そして目の前にある
赤いコーヒーミルに豆を入れ
出口に袋をセットして
細かさを設定したらボタンを押す。


するとものすごい音がし始め
粉になったコーヒーが
ドバドバと袋の中に入っていき
しかも凄く良い香りがしてきた。
(*'д`*)アーン…


その香りがあまりにも良くて
「コーヒー飲みたい!」と
母親に試しに頼んでみたら
「苦いからダメ」と言われた。


でもこの匂いがあまりにも良くて
母親が飲むときに1口だけもらい
とにかくどんな味かどうしても
確かめたくなってしまう。


その後母親が紙フィルターを買い
お酒とおつまみも買って
買い物が無事に終わり
また3輪車に乗って帰ってきた。

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【大人の苦み】



家に帰ると母親が
ニヤニヤしながらそそくさと
コーヒーを入れる準備をし始め
鼻歌まで歌い始めた。
ウフフ♪(。-艸・。)


母親が準備した物は
底に穴が開いたコーヒーカップと
コーヒーフィルターと
いつものマグカップ。


マグカップに穴あきカップを乗せて
その中にフィルターを入れ
さっき買ってきた粉状の珈琲を入れ
やかんの湯をゆっくり注ぐ。


この光景を見た俺は
「たかが飲み物なのになんで
こんな面倒な事するんだろう?」
そう感じてしまった。


その事を母親に言うと
「こうしてコーヒー豆と会話して
出来上がった物こそが美味しいの」
と言われたが気持ちが解らない。


そして珈琲が出来上がり
母親が飲むと至極の幸せの顔をし
なんだかとても美味しそうに思え
俺も凄く飲みたくなった。


なので母親に
どうしても飲みたい事を伝えると
1口だけ飲ませてくれてその味は
凄い苦さで気を失う寸前だった!
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ


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