「お菓子神輿」
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小説
【参加】
6歳の時
子供みこしを担いがせてもらい
クタクタに疲れてしまった。
ε-(゚д゚`;)フゥ…
子供みこしを担ぐ日は
5月5日の子供の日で
かつぎ終わると参加賞で
お菓子セットがもらえた。
子供みこしのの1週間前
当時住んでた三郷団地の公民館に
母親と料理教室に行って来た。
その帰り公民館の横に貼られてた
イベント開催の予定表をみると
子供みこし実施と書かれてる。
それを発見した母親は
「お菓子たくさんもらえるから
おみこしかついでみる?」と
俺に言って来た。
この時俺は
「お菓子いっぱいもらえるんだ!」
そう思い大喜びしてしまった。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
なので俺は
何の迷いもなく子供みこしに
当然参加すると返事した。
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【コース案内】
そして母親が
子供みこしの申込してくると
みこしのコース案内ももらえて
それを俺に見せてくれた。
そのコースは
当時住んでた三郷団地の
3街区の端から端までが
おみこしかつぐコースになってる。
この時俺は
そのコースの長さなんて全く解らず
頭の中がお菓子一色に染まってた。
(´∀`*)ウフフ
子供みこしは
朝8時から始まり
最初1街区から出て
最後の16街区まで行く道のり。
おみこしを担ぐチーム分けは
街区内の子供が集まってかつぎ
1街区ごとに交代する。
( *゚ェ゚))フムフム
当時の三郷団地は
団地に住んでる人全員子持ち家族で
俺の住んでる3街区だけで
100人位の子供がいたらしい。
なので子供みこしも
10台くらい用意されて
1つのおみこしを10人位でかつぎ
ワッショイワッショイと歩く。
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【重さ】
そして当日俺は
朝9時からおみこしを担ぐ事になり
スタート地点の野球グランドに
家族全員で向かった。
到着後グランドで並び
2街区から来るおみこしを待って
来たら交代して担ぎ始めると言う。
((o(*´∀`*)o))ワクワク♪
するとすぐ2街区のおみこしが来て
先に並んでた子達が担ぎ始め
大人に声を出すようあおられ
ワッショイワッショイ言い出した!
この時俺は
おみこしが重たそうとか全く感じず
おみこしが大量のお菓子にしに見え
早くおみこし担ぎ終わりたかった。
しばらくすると
またおみこしが到着し
おれの順番が回って来て
やっとおみこしを担ぐ事になる。
そしておみこしの
真ん中あたりに組み込まれ
みんなでせ~のでおみこしを上た。
ヽ(`Д´)ノフンガ‐
すると
想像以上にずっしりと
肩におみこしの重さが乗って
ビックリしてしまった!
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【女子ばかり】
でもおみこしが想像以上に重くても
「これをかつぐ試練を乗り越えれば
たくさんお菓子がもらえる!」
そう思うと気合が入った!
そしておみこしを担いで
ワッショイワッショイと言いながら
必死に歩き続けた。
ε-(ノд`; )フゥ…
しかし途中で肩が痛くなり
ふとおみこしを担ぐ力を抜くと
おみこしがガクと傾いてしまう!
するとみんなに
「力抜くなよ!」と責められ
インチキした事をみんなに謝った。
この時俺は
「何でたくさんの子で担いでるのに
こんなにおみこし重たいんだ?」
そう疑問が湧いてきた。
なので俺は
「インチキして担いでない奴が
絶対いるに違いないと」と感じた。
|゚д゚) ぁ ゃ ι ぃ
そこで
おみこしを担いでる子達を見ると
ほとんど女子ばかりで
男子が数人しかいない!
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【目的達成】
この時俺は
「絶対女子達がインチキして
おみこし担いでないな」
そう確信した。
しかしその事を言うと
女子達に何言われるか解らなくて
とても怖かったから
当然何も言う事が出来ない。
仕方ないので俺は
もう半ベソ状態になりながら
おみこしを一生懸命担ぎ
何とかゴール地点にたどり着く。
そしておみこしを下ろすと
肩におみこしが無いのに
おみこしがある感覚があり
しばらく方向感覚が斜めだった。
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
しかしすぐ母親が俺の所に来て
「よく頑張ったね~」と褒めて
まだ斜め状態の俺の手を引き
お菓子をもらう受付に向かった。
その後大量にお菓子が入った
大きな袋を無事にもらうと
肩のおみこしがある感覚が無くなり
一気に体の力が抜けてしまう。
フゥε-_●/|_
するといきなり体の疲れが出てきて
もう立ってられなくなって
力が出なくなったからベンチに座り
それでも強引にお菓子を食べた。