よく男性には一人の時間が必要だと言われます。
私もそれには全く同意です。
自分の場合なら一人でポツンと夜空を見ながら散歩するのが好き。気づいたら2時間くらい歩いてることもあります。
ちょっと緑が多い一帯を歩いていると、どこから伸びたのか分からないクモの巣が絡みついてきたり、カエルの鳴き声がうるさかったり、鈴虫の音色が心地よかったり、謎の虫に刺されて1週間くらい痒かったりします。
でも自分にとっては必要な時間なんですよねー。
パソコンは定期的に再起動しないとメモリ不足になります。
スマホだって重たいアプリをいっぱい起動していると動作が遅くなります。
余分なものを整理して必要な情報だけを残し、頭をニュートラルな状態にする必要があるのは、人も機械も同じです。
男性にとっては一人の時間が「メモリを整理する」ことにあたります。
恋愛相談の経験から、男女ではストレスへの対処法がずいぶん違うと勉強させてもらいました。
女性はしんどいときこそ彼氏に構ってもらいたい、甘えたいという人が圧倒的に多い。
仕事の愚痴を彼に聞いてもらって、余暇にはデートもして、心のバランスを保つ。そうやってストレスにうまく対処できているから、仕事も頑張れる。
仕事と恋愛が相乗効果になる傾向にあるのが女性です。
そして男性は真逆。
仕事を猛烈に取り組んで成果を出し、すべて終わらせて一息ついてやっと、彼女と遊ぶことを考えられます。
仕事が忙しいときに彼女から“構ってのサイン”がきても応えられません。仕事が一息つくまで、脳は完全に仕事モードです。
ちなみにこの状況で「彼って私のこと飽きたんでしょうか?」「他に女がいるんでしょうか?」とご相談に来られるのが、よくあるパターン。
「仕事が大変なら、それこそ彼女に甘えてストレス発散すればいいじゃん」と思われるかもしれません。
ただそれは女性から見た意見です。
男性はプライドが高い生き物です。
特に彼女や妻に対して自分の弱いところなんか見せられません。
仕事がしんどくても「ちょっと聞いてくれよ、今日さあ~…職場でさあ…めっちゃヘコんで…それでさ…」なんて言えないのです。
もし彼がそんなことを言ってきたら、ちょっと女性っぽいなと思いませんか?
今の時代に『男らしさ』を論ずるのはナンセンスかもしれませんが、それでも「男ならこう在りたい」という気持ちはあるものです。
そもそも彼女が「ちょっと聞いてよ」と自分を頼るポジションなら、男は「俺に任せとけ」と頼られる側のポジション。パートナーといっても双方の役割は完全に同一ではなく、役割分担があります。
もちろん中にはヒモ男子と面倒見の良いお姉さんみたいな逆パターンもありますが、いずれにせよ、頼る側と頼られる側に別れているのは一緒です。
そして頼られる側はパートナーに対して「甘える」「愚痴を吐く」という選択肢は取りづらいもの。
そういうものなのです。
(男性は女性をリードするものなのだとか、そういった極端な主張をしたいわけではありません。頼られる側は意地を張っちゃうものだよね、というお話です)
だから頼られる側のポジションにいる人はストレスを自分で処理しなければなりません。それゆえに一人の時間が必要となるわけです。
そこに男性の理屈で考える傾向と、共感よりも解決を求める思考が拍車をかけ、一人の時間の重要性が高まっていると言えます。
『男には一人の時間が必要』という通説の根拠を言語化するなら、こんなところではないでしょうか。
だから私のところにそういったご相談が来た場合は、この部分を重視します。
お客様が「これって浮気じゃないでしょうか」「私に冷めた可能性ってありますか」と尋ねられても、安易に肯定することはできません。
まずは何より、男性側の背景を知るところから。
・そもそもカップルには頼る側、頼られる側という分担が起こり得るものだよ
・「男性が」というより「頼られる側orプライドの高い人」は簡単には愚痴れないものだよ
・男性は女性の前ではカッコつけたいものだよ
・涼しくなってきたから散歩がオススメやで(でも夜道には気をつけてね)
みたいなお話でしたー。