中小企業診断士のひとりごと(3)

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ビジネス・マーケティング
前回の続き

説得力のある記述のポイント、

①データの記述があること。
 これは市場動向の記述で特に有効。
お客様のデータ(年代層や居住地域その来店数)、売上・利益データ(顧客・取引先別、商品別、地域別)他、データは挙げればきりがない。
これらを整理・分析して、「当店の市場動向」を記述する。読んでいる人間からすれば、これは非常に説得力ある。

「そんな細かなデータうちにはないよ」と言う方もいらっしゃるでしょう。
大丈夫です。普段お客さんやお取引先と会話して聴かれていることあるでしょう。また聴いていなくても見える事ってあるでしょ。それも重要なデータです。当店のお客様は主にこういうお客様ですとか、こういったお声をよくお客様から聴きますとか、普段お客様(取引先)と接しているといろんな情報が入ってくると思います。それを記述することが重要です。

前者は定量的なデータ、後者は定性的なデータ。両者があると非常に説得力のある記述となります。

②強みが見える化できていること
 例えば、飲食店の強みの記述として「当店のメニューはおいしいです」と書いても説得力がない。
これを読み手に伝わるようにするには、
・当該メニューの写真を貼付する。
・データの記述(メニュー別の売上、注文数、お客様の声他)
等を必ず添付し、読み手に伝わるようにしなければならない。

③課題が明確であること
 ①②を踏まえて、当店の課題(やるべきこと)が何かということを明確にする必要があります。
 意外にこれが明確にされていないことが多い。
 また、課題が記述されていても、それが何故そうなのかということが①②を踏まえられていないことがあります。

④補助事業が課題を踏まえたものであること。
 「補助金をもらってやること=当店の課題」でなければなりません。












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