小説「ミトミと私の奮戦記。」◇13歳 あンた分かってるンじゃないの?

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◇13歳 あンた分かってるンじゃないの? 

 ミトミは私たちの言っていることほぼ理解しているし、私たちもミトミの言いたいことがほぼわかる。

 テレビも一緒になってよく見る。動物ものを動物のくせに画面に見入っているから動物ものは好きらしい。

 幽霊物やホラー物も慣れてきたのか逃げもせず黙って一緒に見ているが、

 「シャイニング」のジャックや「エルム街の」フレディが突然出てきて襲ってくるとミトミは、びっくり顔(たぶん)になって少しずつ姿がクッションに隠れていく。

 「貞子」など幽霊物は、父がいない時は私の懐に入って来て、わなわなブルブル小さな振動が伝わってきて怖がってる?
 『ちゃんと区別して内容わかってるの?人間並みのリアクションだね。ミトミ』

 犬もの番組を見ているときは
 「あの犬バカだね」って感じで、
 『見下してるの すごいねあンた、優越感?』

 その上なんか表情も出てきて、怒られればへこむし、反抗して文句言ってるようなうなり声とムクレた表情?
 「留守番お願いね」
 なんて言おうものならすねて無視。

 人がヘマをして怒られたり、ドジって転んでいると、こっち見て口角上げて笑ってる。
 そんな時私は、ミトミの口の両端つまんで(虐待じゃないです。愛情表現です)
 「あンた今馬鹿にしたでしょ。人間やるのも大変なんだぞ、見下すな!」
 恒例の姉妹(きょうだい)喧嘩のはじまり、はじまり。
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