ヨガスタジオの料金設定の決め方

ヨガスタジオの料金設定の決め方

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こんにちは。
株式会社BestCreate・ナマステデザインラボの竹田です。

ヨガスタジオの料金設定は、開業前に一番悩むところだと思います。安くすると人は来やすいけれど続かない。高くすると来てもらえるか不安。ここは感覚ではなく、順番を踏んで決めると迷いが減ります。

料金を決める5つのステップ


ステップ1:月に必要な売上を出す
家賃、光熱費、返済、自分の生活費。これを足した金額が、最低限の月の売上目標です。ここから逆算しないと、料金は決まりません。

ステップ2:レッスンの提供可能数を出す
週に何コマ開けるか、1コマの定員は何名か。週コマ数×定員×4週で、月の最大受講枠が出ます。実際はその6〜7割が埋まれば良い方なので、掛け目をかけてください。

ステップ3:1回あたりの単価を出す
売上目標÷(受講枠×掛け目)で、必要な単価が出ます。ここで出た金額が地域相場から大きく外れていないかを確認します。

ステップ4:プランを3つに絞る
月会費、回数券、ドロップイン(都度払い)の3種類が基本です。プランが多いと、体験の後に決められません。

ステップ5:体験の料金を決める
無料か、有料か。無料は来やすい反面、冷やかしが増えます。1,000〜2,000円程度の有料にして、入会時にその分を割り引く形が、この業種では機能しやすいです。

グループとパーソナルの考え方

グループは「人数で売上を作る」、パーソナルは「単価で売上を作る」。両方やる場合、同じページに並べると比較されて、パーソナルが高く見えます。

料金表では、グループとパーソナルを分けて見せる。パーソナルには「何をしてもらえるか」を添える。この2点で、単価の納得感が変わります。

料金設定でよくある失敗

・「最初は安く、軌道に乗ったら上げる」→ 値上げは既存の受講者に説明が必要で、実際にはなかなかできません。最初から適正価格で始めてください
・プランが5つ以上ある → 選べずに帰られます
・料金を非公開にする → 問い合わせのハードルが上がり、体験の予約が減ります

料金は「見せ方」で納得感が変わる

同じ金額でも、ホームページや料金表での伝え方で反応が変わります。月会費なら「週1で通うと1回◯◯円」と換算を添える、回数券には有効期限を明記する、といった工夫です。

料金表そのものの作り方は「ヨガ 料金表 作り方」の記事にまとめています。

料金設定を伝えるときの言葉

金額そのものより、どう説明するかで納得感が変わります。

「月8,800円です」より、
「週1回通うと、1回あたり2,200円です。カフェ1回分で体が整う時間が持てます」

「パーソナル1回10,000円です」より、
「マンツーマンで、姿勢のクセと痛みの箇所を見ながら60分組み立てます。グループでは難しい部分です」

数字の前に「何が得られるか」を置くと、金額が理由付きで伝わります。この言葉は、ホームページ・料金表・体験時の説明で共通して使ってください。

開業後に見直す指標

料金は一度決めたら終わりではなく、3ヶ月ごとに次を見ます。
・体験から入会した割合(3割を切っていたら、料金より見せ方を見直す)
・プランごとの選ばれ方(誰も選ばないプランは削る)
・平均単価(下がっていたら割引が多すぎる)
・予約の埋まり具合(8割を超えたら値上げの検討時期)

数字を見る習慣があると、感覚での値下げを防げます。

数字で通してみる

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架空の例で計算します。ご自身の数字に置き換えてください。
・月に必要な売上:30万円
・週のコマ数:10コマ、定員6名 → 月の受講枠 240
・掛け目:6割 → 実受講 144
・必要な単価:30万円÷144 ≒ 2,100円

この場合、1回あたり2,100円以上の単価が必要です。地域相場が1,500円なら、コマ数を増やすか、パーソナルを組み合わせて平均単価を上げる、という判断になります。

月会費と回数券の設計


月会費
「週1回コース」「通い放題」の2段階が分かりやすいです。通い放題は、実際の平均利用が週1.5回程度に落ち着くことが多いので、その前提で価格を置きます。

回数券
5回券、10回券の2種類。有効期限は2〜3ヶ月にして、通うリズムを作ります。期限がないと、使い切るまで次を買ってもらえません。

都度払い
最も高い単価に設定します。「都度より回数券のほうが得」という構造が、回数券を選ぶ理由になります。

キャンセルと振替の規定

料金と同時に決めておかないと、後から揉めます。

・前日まで:無料で振替
・当日:1回消化、または振替1回まで
・無断キャンセル:1回消化

厳しすぎると入会をためらわれ、緩すぎると予約が埋まったのに来ない状態が続きます。上の例が、この業種では標準的な落としどころです。

入会時のセット価格

体験当日に決めてもらうために、「本日入会で入会金無料」「体験料を初月から割引」のような特典を1つ用意します。料金そのものを下げるのではなく、初回だけ条件を付ける形にすると、後々の単価を守れます。

よくある質問


近隣スタジオより高くても大丈夫ですか
理由が伝われば大丈夫です。少人数、資格、設備、専門性。何が違うのかをホームページで説明してください。

友人や知人には割引すべきですか
開業直後は来てもらいやすいのですが、割引が定着すると全体の単価が下がります。特典を付ける形にして、料金自体は変えないほうが後々楽です。

値上げはいつすればいいですか
予約が取りづらくなってきた時期が目安です。新規の方から先に新料金にし、既存の方には猶予を設けると反発が少なくなります。

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