久しく投稿を控えておりました、北海道大学(北大)・札幌在住の玉井大貴です。
本日は英語の新聞記事を読むにあたって知っておいたら役に立つ英単語集を紹介致します!
reinThere’s a Catch
:うますぎる話には必ず何か落とし穴がある様子。高すぎるリターンを謳っているファンド等に使われる。(2月16日WSJ記事にて)
bumpy
:ボラティリティが高く、価格の騰落率が高い状態のこと。もともとはでこぼこなという意味。
ratio
:比率。
material weakness
:財務報告に重要な影響を及ぼす可能性が高い内部統制の不備をいう。
shy away
:萎縮する。この意味から転じて、売り上げが縮小する、撤退するなどの意味を持つ。 shied away from selling luxury brandsなどが良い例。
battered
:ボロボロなという意味から転じて、ビジネスがうまく立ち行かず、不況であることを示す。
gravitate
:重力を与えるという意味だが、これを受動態で使うと○○に引き寄せられるという意味になり、ビジネスでは○○が魅力的である様子を隠喩していることになる。
backdoor
:正規の手続きを踏まずに内部に入る事が可能な侵入口。主に戦争時の支援物資の裏ルートなどを示すことが多い
diversion
:流用。戦争における経済制裁の法の目を潜り抜けるルートで使用されるものを指す
meteoric rise
:流星的な上昇。という意味から転じて、爆発的な価格上昇を示すことが多い。最近ではNvidia関連ニュースでこの言葉がよく聞かれる
catalysts
:触媒という意味から転じて、経済を動かす起爆剤という意味を持つ。カタカナでもカタリストと書かれることが多く、頻出。
spectrum
:範囲という意味から転じて全体範囲を示す単語。 assets across the spectrumで全ての資産の中でという意味になる。
Stunning Climb to New Records
:急上昇の表現。最近の株価やビットコインなどでよく使われる表現。
infusion
:点滴という意味から転じて、ピンチに陥っている銀行等を救うための手段を意味する。NYCBへのファンドからの増資などを指して使われることがある。
common and convertible-preferred stock
:普通株式と転換優先株式を意味する。dividend(配当)と合わせて株式の状況を説明する際によく使われる。ちなみにdividendはhikeなどと相性が良く一緒に使われることが多い。
prosecution
:起訴。企業の不正や法的トラブルの際によく出てくる。最近ではボーイング社のアラスカ航空の機体事故などでよく耳にする。
glovebox
:グローブボックス。車の助手席にある収納スペース。リビアンやテスラなどEVメーカーの性能比較の際に使われていた。
blowback
:反発。特に政策の決定に関するニュースによく使われる言葉。
title insurenace
:タイトル保険。米国で不動産を購入する際に加入が義務付けられている保険。この保険によって所有者(買主)が将来の不測の事態に陥った時に補償をしてくれる。ただし昨年、ホワイトハウスがこの保険の加入義務をなくした。一部弁護士や保険会社が反対しているが、現状も対象保険の拡大を急ぐなど普及方向。
pilot program
:パイロットプログラム。試験的に始めているプログラムのことであり、投資家の注目を引き寄せる目的で運営されている。
blockbuster
:大人気商品またはヒット商品という意味から転じて、とても数・量の多い状態であることを指して使われる。blockbuster hiring numberという風に雇用統計が大きく上振れたときに使われる。
reignite
:再燃するという意味で、reignite inflation でインフレを再燃させるという意味になる。FRBの最優先懸念事項といえる。
criminal probe
:犯罪捜査。ボーイング社のトラブルで頻繁に使用される。
detain
:拘留する。最近は主にサムアルトマン氏やバイナンスの役員などが拘束されており、よく目にする単語。
real terms pay
:実質賃金を意味する。real termsは実質○○という意味で使われることが多い。
to Second Straight Weekly Loss
:2週連続の下落。株価などで使用される表現。
triple witching
:個別株式オプション、指数オプション、株価指数先物の清算が重なる日。この日は株価のボラが非常に高くなる傾向にある。
ill-timed bet
:直訳するとタイミングの悪い賭けとなることから転じて損を招く投資という意味になる。ERSが米地銀に投資する戦略を取ったことへの批判をする際に使われる。
turmoil
:混乱。米地銀の経営破綻をregional bank turmoilと訳す。
hot-button issue
:深刻な問題。激論を引き起こすような問題。アメリカ当局と規制対象企業との間によく使われており、最近ではSHEINのIPOをめぐる問題で使用されている。
snarl
:ガミガミ怒る、唸る等の意味から転じて混乱という意味にもなる。商品の販売が著しく滞るような混乱を指して使われたりする。
ire of many investers
:投資家の怒りを買っている様子。最近ではトランプのSPACに対する批判の記事に登場した。
meme-stock
:ミーム株と言う意味で、SNSなどで大きく注目が集まり、短期間で急激に株価が上昇した銘柄のこと
wane
:衰える等の意味から転じて期待が後退するという意味になる。expectaition waneで期待後退という意味になる。市場予想について述べる時に用いられる。
proxy
:プロキシ。代理という意味から転じて株主総会における代理人戦争などの文面で使われる。最近ではディズニーの経営陣とアクティビストとの争いに使われていた。
jostling
:押しのけるという意味で株主総会等でアクティビストが経営陣を退かせ自らが経営陣の座につく時に使われる。
Rising commodity prices cloud interest-rate outlook
:利下げ期待が後退した時によく使われる。cloudは曇らせる=不安にさせるという意味合いで使われている。
edged higher
:プライスが上昇した。という意味。ただし値動きは小幅な場合に使われることが多い。
Gut Punch
:おなかに直接のパンチがあったことを示す。ここから転じてビジネスにとっての大打撃を示す。
We’re truly the envy of the world
:私たちは世界の羨望の的である。という意味。その国の経済が堅調で世界の成長役を担っているようなときに使う。最近のアメリカ経済を例える時などに使われる。
moonstrike
:不意を突くという意味から転じて、マーケットの意外な経済指標の結果から相場観を変更した時などに使われる。
volmageddon
:短期オプション取引の急増が株価急落を招いた 2018年2月の出来事を指す。
euphoric
:幸福感の高いという意味から転じて、高揚した→ブル相場であるということになる。
sluggish
:停滞という意味。決算の結果が悪いとこの言葉が良く使われる。
negative output gap
:需給ギャップがマイナスであることを示す。
Pentagon
:米国の国防総省の本社庁のこと。上下院で成立したウクライナへの支援再開関連のニュースでよく登場する。
deficit
:赤字。
maturity
:成熟という意味から転じて満期という意味になる。
deterioration
:悪化または劣化を意味する。
dual mandate
:2つの責務という意味で、物価と雇用の安定を指す。
System Open Market Account(SOMAと呼ばれる)
:FRBが公開市場操作で購入した証券の保管・管理をするNY連銀の口座のこと。
attainment
:ほぼアチーブメントと意味は同じだがFOMCの議事要旨にたびたび出てくるため注記した。
JPY-buying intervention
:日本の財務省による為替介入を指す。
MOF
:Ministry of Financeの略で財務省を指す。
Negative interest rate policy(NIRP)
:マイナス金利政策のことを指す。ユーロ圏や日本で導入された金融政策の1つ。
bn
:10億のこと。ビリオン。
hawkish
:タカ派という意味。
elaborate
:精巧な、緻密なという意味から転じて、詳しく述べるという意味。よくdecline to elaborateで詳述について避けたという風に使われる。
anemic
:停滞した。という意味。経済停滞等に使われる。
flashpoint
:事件などの点火ポイントのこと。つまり根本的な原因と定義してもよい。イーロンマスクの給与をめぐる問題で使われている。
hefty marketing
:おおがかりなマーケティングという意味。大規模な戦略を取る会社で使われる。
tie
:追いつくという意味。競合他社に○○が追いついたという使われ方をするイメージ。
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玉井大貴