いつまで続くか物語~№20

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コラム
宿泊所エリア、そしてタクシー

私は年配の男女を追尾した。
二人は労働者が泊まる宿泊所エリアへ入っていく。受付で何か話し、すぐ出てくる。
これを別の宿泊所でも、さらに別でも、合計四回。

(部屋が空いてないのか?)

しかし進む先にはもう宿泊所がない。
私は無線で言った。

「もしかしたら国道に出るかもしれません」

主任の返答。

「今マル害をパトカーに乗せた。俺も国道方面に向かう」

そして読み通り、二人は国道に出ると、待っていたタクシーに乗り込んだ。
男が先、女が後。

——アカン!このままだと逃げられる!

私は段ボールを捨て、全力で走った。
後部座席のドアが閉まる直前、手を突っ込み、無理やり開けた。

そこで私は、浮浪者スタイルのまま、年配の男女を車外へ引きずり出し、逃げられない形に押さえた。
息が切れる。心臓が喉まで上がる。

そして告知する。

「お前ら、おっさんからカネ取ったな? その件で現行犯逮捕や。時間は午後十一時三十五分——」

その途中で、応援の刑事課員が到着した。

助かった、と思った瞬間。

タクシー運転手が私を指さして言った。

「この人です。タクシー強盗の犯人です」

……えっ?

つづく・・・
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