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ココナラブログ
【正義の定義は立ち位置で変わる】
記事
コラム
カウンセリングルーム【弥九蔵の部屋】
2021/02/11 18:18
森喜朗JOC会長の、「女性がたくさん
入っている理事会は時間がかかる」など
と女性蔑視とも取れる発言や、二階俊博
自民党幹事長の、「どうしても辞めたい
なら新たなボランティアを募集する」と
いうボランティア軽視とも取れる発言が
世間を騒がせているのは誠に遺憾である。
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二階氏の発言については、私が所属する
あるボランティア団体でも抗議声明文を
発表する事態に発展しており、今朝から
会員に向け、その件で何通ものメールが
発信されてきている。各界の著名人達も、
各種媒体で「一体ボランティアを何だと
思っているのか」「ボランティアの人達
の気持ちを考えてない」等の怒りの声を
上げている。私もこれらの一連の動きに
ついて「基本的には」賛成の構えである。
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「全面的に」ではなく「基本的には」の
理由は、今回のタイトル「正義の定義は
立ち位置で変わる」にある。この日本の
お偉方が国民に寄り添わないということ、
それは、過去に私自身も弱者として救済
されなかった経験により身に沁みている。
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弱者が救済の求めに応じてもらえない時、
今回のように蔑視される発言があった時、
当然、誰でもその不満や怒りを口にする。
私だってそうだ。だが、女性蔑視発言は
論外として、「どうしても辞めたいなら
新たなボランティアを募集する」という
発言については、確かに抗議・非難等の
誹りは免れないが、相手の立場に立って
考えてみると、追い込まれた状況の中で
そう言わざるを得なかったのかも知れず、
一歩引いて解釈すると理には適っている。
誰かの言動が許せない。だから辞める…
確かにボランティアは任意だが、誰かの
言動一つに左右される(思い知らせると
いう意味もあるのだろうが)奉仕精神が、
本当に心からのものであると言えるのか。
それが「どうしても辞めたいなら新たな
ボランティアを募集する」という発言を
させる隙を与えているのではないのか?
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だからと言って、善意でボランティアに
取り組む人達の気持ちを逆なでする発言、
これは絶対に許されないが、ここで私が
言いたいのは、言われた側も熱くなって
ばかりおらず、この機会に、これまでの、
そして、これからの取り組みにも思いを
馳せ、至らぬ点、反省すべき点、改善点、
これらについて考えていくことが大事だ、
ということだ。抗議声明文を出すのなら、
出す側もそれくらいの襟は正してもよい。
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私は、このように考えているため、今朝
からひっきりなしに送られてくるメール
に声を上げていないし、場合によっては、
ここで書いてきたこと、「正義の定義は
立ち位置で変わる」から自分達の言い分
だけを正しいと思わず、相手の言葉にも
耳を傾け、意味や気持ちを考えてみると
いう姿勢を持たなければ、真の意味での
ボランティアにはならないのではないか、
ということを言うかどうかで迷っている。
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心理カウンセラーとして「6つの気づき」
の内的行動①他人の意見や行動を肯定的
に捉える。や、外的行動②他人の意見や
行動を批判したり自分の考えを押しつけ
たりしない。を知っているが故の迷いだ。
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尚、森氏は今日、辞意を表明したそうな。
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駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
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カウンセリングルーム【弥九蔵の部屋】
心理カウンセラー メンタルヘルス指導員 / 50代後半 / 男性
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