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【正義の定義は立ち位置で変わる】

 森喜朗JOC会長の、「女性がたくさん  入っている理事会は時間がかかる」など  と女性蔑視とも取れる発言や、二階俊博  自民党幹事長の、「どうしても辞めたい  なら新たなボランティアを募集する」と  いうボランティア軽視とも取れる発言が  世間を騒がせているのは誠に遺憾である。 ────────────────────  二階氏の発言については、私が所属する  あるボランティア団体でも抗議声明文を  発表する事態に発展しており、今朝から   会員に向け、その件で何通ものメールが  発信されてきている。各界の著名人達も、  各種媒体で「一体ボランティアを何だと  思っているのか」「ボランティアの人達  の気持ちを考えてない」等の怒りの声を  上げている。私もこれらの一連の動きに  ついて「基本的には」賛成の構えである。 ────────────────────  「全面的に」ではなく「基本的には」の  理由は、今回のタイトル「正義の定義は  立ち位置で変わる」にある。この日本の  お偉方が国民に寄り添わないということ、  それは、過去に私自身も弱者として救済  されなかった経験により身に沁みている。 ────────────────────  弱者が救済の求めに応じてもらえない時、  今回のように蔑視される発言があった時、  当然、誰でもその不満や怒りを口にする。  私だってそうだ。だが、女性蔑視発言は  論外として、「どうしても辞めたいなら  新たなボランティアを募集する」という  発言については、確かに抗議・非難等の  誹りは免れないが、相手の立場に立って  考えてみると、
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【拝啓 杉下右京様】

 私は、「相棒」を毎週の放送も再放送も  欠かさず録画視聴し、日々楽しんでいる。  とは言え、杉下右京を好ましく思っては  おらず、むしろ嫌ってすらいる。理由は、  自身の正義のみを正当化し、他者の正義  や価値観を否定している、と感じる言動  があまりにも多く、無慈悲に思うからだ。 ────────────────────  この人にとって、自分が正しいと信じる  ことは絶対だ。勿論、相手は犯罪者だし、  大抵の場合は賛同できるのだが、時には、  その人なりの正義や価値観からやむなく  起こしてしまった犯罪であっても事情を  一切顧みず、犯した行為のみを以て断罪  してしまう。そこに、相手の心の思いを  馳せ、寄り添おうという姿勢は一切ない。  昔は、同じ時間帯で、藤田まこと演じる  安浦刑事が、犯人のつらい事情や思いに  寄り添い、「しかしながら、罪は罪」と  幾分は救いのある対応をしていたのだが、  この人になってからは、そういうことは  基本的になくなったと言っていいだろう。 ────────────────────  先日観た再放送でも、政府の不正により  食糧難に苦しむとある外国の人々を救う  ために敢えて汚職に手を染めた元大臣に  「分別があれば犯罪などしませんよ」と  言っていたが、分別があるからこそ犯罪  だと分かっていても人命救済を優先した、  と私は思っているし、犯罪は犯罪として、  そんなやむにやまれぬ気持ちに寄り添う  温かい人間味は見せてほしいと思うのだ。  正論を言うのは大いに結構だが、例えば、  私のように障害を抱えるとか多額の財産  を誤魔化さ
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