人物試験(面接)対策について

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教養試験・専門試験の概要を見てきましたので、
次に人物試験(エントリーシート・面接)について見ていきましょう。

一点注意ですが、
人物試験は筆記試験の合格者のみに課せられる試験ですので、
残念ながら人物試験の経験をすることなく
公務員試験が終わってしまう方もいるかもしれません。

ですので、筆記試験の勉強に集中することが最も大切ですが、
かと言って人物試験もおろそかにできませんので、
筆記勉強を進めながら、こちらの準備も進めていくようにしましょう。


人物試験の目的ですが、

「ウチの自治体にふさわしい人物か」

を確認するためです。
「ウチ」というのは、あなたが受験する自治体のことです。

筆記試験に合格しているので、基本的な学力があることは
既に認められています。

あとは、公務に携わった時に、
その能力を十分に発揮し、納税者のために貢献できるか、
そこが確認する重要なポイントです。

自治体にもよりますが、
面接内容はマニュアル化されている場合が多いです。
中には模範解答も示されている事があります。

公務員には定期異動という制度があり、
自治体の規模等にもよりますが、
ある程度の年数が経過すると配属部署が変わることになります。

ゴミ収集や道路管理等の特殊な仕事は別にして、
10年以上同じ部署で働くというのは非常に稀なケースです。

ですので、面接担当官も人事異動で変わる場合が多く、
異動してきた職員でも理解できるようなマニュアルを作成しておくのです。


面接で得たい情報としては、
・あなたの人物像
・受験している自治体の主旨(政策目標や理念)を理解しているか
になります。端的にそつなく矛盾なく説明することが大切です。

その面接時のベースになる資料が、エントリーシートです。
ほとんどの自治体が筆記試験申し込み時に
エントリーシートの提出も求めますので、忘れないように準備しましょう。

エントリーシートに書く内容としては、
・志望動機
・自己PR(自治体職員として貢献したことや実現したいこと)

の2点がメインです。郷土愛や地域への関心も記述していいと思います。

ただ、営利を目的とした民間企業ではなく、公務に携わるため、
自分のことを過度にPRしない方が無難です。

また、エントリーシートは、あなたに会った事もない人達に読んでもらうため、自分の思いや考えをしっかりと文章で説明する力が必要になります。
教養試験の勉強もしながら、文章力も磨いていくようにしましょう。

面接時には、提出したエントリーシートと齟齬があってはいけませんので、
提出したエントリーシートをコピーして手元に残しておきましょう。

<公務員として求められる人物像>
・コミュニケーション能力(組織の一員として働くため)
・素直さ
・交渉力
・正確性(ミスの少なさ)
・過度な自己アピールがない(協調性がある)

こんな事を意識しておくとよいでしょう。

まとめになりますが、
準備スケジュールをしっかり立てて、志望動機や自己分析を早期に行うこと。
また、筆記試験の対策と並行して、受験したい自治体の情報収集を行い、
文章力の強化、エントリーシートの作成にも取り組んでおきましょう。

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