プライミング効果について

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こんにちは。
メンタルトレーナーの棚橋曉羅です。

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プライミング効果について

目次
プライミング効果って何?
どんな時に使える効果なの?
まとめ

プライミング効果って何?
社会心理学や行動経済学の分野では広く知られている効果です。
プライミング効果とは
あらかじめ果物の話をしてから連想ゲームをすると「赤」から
「いちご」や「りんご」などを連想しやすくなるように、
先行する刺激(プライム)が後に続く刺激に影響を与える効果のことを
プライミング効果と言います。

例えば
ファストフードの看板をよくみる人はレストランなどで待つことを嫌がるようになる。

偽ブランドのサングラスを着用している人は仕事で嘘をつく頻度が高い。

食べる量は料理が乗せてあるお皿の大きさに左右される。

といった具合です。
どの場合も情報あるいは刺激が行動に根深い影響を与えていることが
わかる効果のことです。

どんな時に使える効果なの?

先行する情報や行動がその後の影響に根深いというところがポイントです。

例えばデートの時。
髪の毛が整っていて服装に清潔感がある異性とのデートの時。
どんな印象が強く残りますか?

髪の毛がボサボサでだらしのない服装の異性とデートする場合、
どんな印象が強く残りますか?

その印象が後々まで残るというのがこのプライミング効果です。

例えば、
仕事の状況でいうと
パリッとしたワイシャツを着ていて背筋が伸びている人と
ヨレヨレのワイシャツを着ていて猫背の人と
どちらと一緒に仕事をしたいと思いますか?

少なくとも後者の人は遠慮願いたいなあと思いませんか?

「見た目の印象」からその人の性格や性質なんかを私たちはよく想像します。

それが第一印象の場合は「ハロー効果」という言葉になります。
第一印象は強く残りますからその後もその第一印象をもとに性格や性質なんかを連想し、合っているかどうかを確かめようとします。

いわゆる「一貫性の原理」が働きます。
それに加えてプラミング効果で連想しやすくなるということです。
仕事の件の例なら背筋が伸びているという情報から
「度胸がありそうだ」「自信がありそうだ」
デートの件の例なら
清潔感が合って髪の毛の艶があるというと
「健康的だ」「清潔に保つようにしている」「自己管理ができている」
という具合で連想します。


つまり「身だしなみを整えましょう」ということです。


もう一つ例を挙げます。
それが「ありがとう」といった後の話です。

相手は「ありがとう」と言われると感謝された理由を考えるようになります。
また「自己重要感」が高まります。

潜在意識では人称の区別がつかないというものがあります。
「ありがとう」と言った本人は感謝したことで「自己肯定感」が高まります。

自己重要感と自己肯定感というものが精神衛生上に良く、メンタルの安定をもたらします。

言った側も言われた側も相互にいい関係を結べるわけですね。

それに感謝の言葉を述べると単純にモテます。
ありがとうを言える、素直にごめんなさいが言える人というのは
誰からも愛される人の特徴でもあります。

余談になりますが感謝をされた相手はその後の30分前後は依頼を受けやすいという研究データがあります。

もし苦手な人や嫌な相手にどうしても依頼をしなくてはならいような場面では
この効果を使ってうまく依頼をしてみてはどうでしょうか?

まとめ
プライミング効果とは
先行す情報や刺激(プライム)がその後に続く刺激に影響を与える効果のことです。

どんな時に使える効果なの?
デートや仕事などで、
身だしなみから性格や性質を連想させることができるということです。

つまり「身だしなみを整える」ということから相手にいい印象を与えましょうということ。

また感謝を述べましょう。
感謝をすることで相互のメンタル面にいい影響を与えますから
いい関係を結べます。
また感謝された、した後の30分前後は依頼や頼み事を引き受けやすくなります。
もし苦手な人や嫌な人にどうしても頼み事をする場面では、
感謝されていたり、まず感謝をしてみてから頼むということをすると引き受けやすいということですね。

以上曉羅でした。

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