人材紹介会社を利用するメリットデメリット

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こんにちは。転職活動にもいくつかの方法があります。

今回は、人材紹介会社を利用するメリット、デメリットを解説します。

人材紹介会社で11年勤務していますので「業界のリアル」も交え解説してゆきたいと思います。

まさに今転職活動中であったり、これから転職をしようかどうか迷っている方へは役立つ記事ですので、是非最後までお読みください。

転職活動にもいくつかの方法がある

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まず、転職活動の方法は大きく5つに分類されます。

1、人材紹介会社を利用する
2、求人サイト・スカウトサイトを利用する
3、ハローワークを利用する
4、知人・取引先関係から紹介してもらう
5、自力応募

今回解説するのは、人材紹介会社の利用についてです。

人材紹介会社を利用した転職

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人材紹介会社へ登録し、求人を探してもらう方法のメリット、デメリットについて解説します。

〇メリット
1、求人を探してもらえるので時間的節約になる
2、キャリアアドバイザー(以下CA)へキャリア全体について相談できる
3、面接対策や履歴書の添削など、転職活動のサポートもしてくれる

現職に在籍しながら転職活動を行う場合十分な時間を取るのが難しいので、1が最大のメリットでしょう。

また、CAは担当業界の市場を熟知している場合が多く、長期的キャリアプランについても相談できたり、転職活動全体を通じて並走してくれる心強さがあります。

×デメリット
1、必ず求人を紹介してくれるとは限らない
2、CAの質に良し悪しがある
3、売上優先のアプローチをしてくることもある

1は当たり前ではありますが、散々ヒアリングされた挙句一件も求人が紹介されないこともあります。これは年齢や経験のせいで紹介する求人が無い場合がほとんどです。

2は、CAの経験値が関係してきます。特に大手の紹介会社はCAの入れ替わりが頻繁な傾向があるので、経験の浅いCAの場合、とにかく転職させることばかりが頭にあり、企業へ押し込もうとするケースも散見されます。

CAと付き合う際は、彼らも売上目標を持っているのだという認識は頭に入れておく必要はあります。あまりうがった見方をしすぎるのも良くありませんが、一つ一つの言動が、自分のことを本当に思ってくれているのか、売上げのためなのかを感じ取ってみましょう。

ちなみに、人材紹介会社へは2~3カ所同時登録し、必ず対面かオンラインでCAと面談したうえで、相性のよいCA1名に転職支援を任せることをおすすめします。

CAは競合他社と並行利用されることを嫌いますので、CAのモチベーションをあげるためにも一旦任せてみることは双方にメリットがあります。

人材紹介会社を利用するうえでの3つの注意点

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ここからは、現役CAとして11年業務を行ってきたうえで、人材紹介会社を効果的に利用するうえでの注意点を紹介します。

1、人材紹介会社から紹介された企業は直接応募できない


転職を急いでいると、たくさん求人を紹介してほしい気持ちになりますよね。

注意しないといけないのは、紹介会社から紹介された求人へ直接応募をすることはルール違反だということです。それをされてしまうと、紹介会社からすれば情報だけ取られ、一円にもならないからです。

たくさん求人を紹介してもらう=直接応募できる求人が減る

このことは、少し気に留めておきましょう。

2、どの業界に強いかを見極めて登録する


誰もが知る超大手を除けば、人材紹介会社にはそれぞれ得意業界があります。

自分が転職したいと考えている業界に強い会社へ登録する方が、自己応募した企業の良し悪しなども含め、貴重な情報を教えてくれる場合があります。

業界に疎いコンサルタントは希望条件だけで求人を紹介する「条件マッチング」に偏るので、入社後のミスマッチの確率も上がってしまいます。

求人企業の社風や社長の人柄なども語れるくらい業界に明るいコンサルタントと出会う機会があれば、積極的に支援を任せることをおすすめします。

3、売上目標を持っているという視点で言動をチェックする


CAがどういう姿勢で人材紹介という仕事に取り組んでいるかは非常に重要です。

CAは会社から売上目標を課されています。

人材紹介の売上は、入社が決まらない限り一円も発生しません。
よって売上の波が大きく、数百万円の売上が上がる月もあれば、ゼロ円の月もあり、非常にストレスフルに仕事をしています。

そのような状況の中でも、どのような言動を取るCAなのかをしっかり見極めましょう。売上につながらないルートの転職であっても、良い選択であればプッシュしてくれるようなCAなら、信頼できると考えてよいでしょう。

まとめ

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私は人材紹介の仕事をする身ではありますが、私自身が登録して支援される側も経験しています。

そこで思うのは、「第三者の意見は思わぬ気づきを生みだす」ということです。

転職活動で妨げになることの一つとして「思い込み」があります。
「思い込み」は選択肢を狭め、ときには誤った方向へ突っ走ってしまう危険性もあります。

転職はときに孤独で苦しいものです。
自分にはこの選択しかないのか、と絶望的に感じる時さえあります。

ただ求人を紹介することが人材紹介会社の役割では無く、新しい視野を提供し、求職者の方が前向きにキャリアチェンジに向かう姿を見る事こそ、CAとしての喜びであると最近は感じています。

今回の記事が、皆様の転職のお役に立てば幸いです。

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