ロールモデル

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ビジネス・マーケティング
以前、労働経済白書(厚生労働省)についての記事を読みました。少し抜粋します。・・・「働きがい」を高めるには、上司からの適切なフィードバックや、ロールモデルとなる先輩社員の存在を通じて、将来のキャリア展望を明確化することが重要である・・・(以上)。また、日本能率協会のサイトに「優れたロールモデルはフィードバック機能が高く、仕事人の成長に重要な役割を果たす」という記載があります。つまり「働きがい」を高めるには、優れたロールモデルからの直接的なフィードバックが非常に有効である、と解釈できます。今回はこのロールモデルについて、考えてみます。

まずはロールモデルの定義。『具体的な行動や考え方などの見本となる人物。その行動を真似しながら成長する』(日本能率協会)。同じ職場の上司や先輩にロールモデルがいて、日常的にフィードバックがもらえればベストですね。こんな時は非連続的に成長するので、決してチャンスを逃してはいけません。職場を超えて自分から近づく必要があるかもしれません。また分野、領域によって複数のロールモデルがいる場合もあるでしょう。時間や成長とともに変わることもあります。

ロールモデルのどこに惹かれるのか?やはり「できる上司・先輩」に憧れますね。では「できる」とは? 思考力・行動力が優れている。経験豊富で周囲を巻き込み、リーダーシップを発揮している、などなど。ここからは私見ですが、私は優秀な人というよりは、「器の大きな人」に惹かれます。結局どんなに有能で仕事ができても、人間として尊敬できないとね。むしろ優秀すぎると「あの人にはなれない。自分とは別だ」と思ってしまう。でも「器の大きな人」に会うと、「こんな大人になりたい」と思う。こういう人が必ずしも出世するとは限りません。でも直接話したいですね。

ところで「器が大きい」ってなんでしょう? なんでもOKの放任主義ではありません。むしろ面倒見はいい。自分がやるべきことは先頭でやり、任せるべきことは任せる。そして責任は自分がとる。視点が高く、ピリピリしない。余裕があり寛容。カッコよすぎるか。そこまでの人には会ったことがありません。ちなみに上司にしたい有名人(明治安田生命:2021年)は、男性1位が内村光良、女性1位が水卜麻美。お二人とも5年連続だそうです。若手も中堅もベテランも、よいロールモデルに出会いたい、見つけたい、話したい、ですね。

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