自分が妊娠して初めて知ったことpart2

記事
コラム
④胎児が生きているかという不安に駆られる
妊婦さんと接している時は、体調が悪そうで大変そうだとか、お腹が重そうで大変そうだとか、見た目でわかる苦労しか気づくことができませんでした。でも、実際に自分が妊娠してみると、胎児が生きている、順調に育っていると確信できて安心できるのは妊婦健診で先生に診てもらった時だけで、後は不安の方が大きくて気持ち的にしんどかったのです。ちゃんと生きているのかな…もしお腹の中で死んじゃっていたらどうしよう…と何も体調にトラブルがなくても心配になるし、胎動を感じるようになっても、今日はあんまり動いていないような気がする…元気なのかな…とまた違う心配や不安が募りました。考えすぎても仕方ないけど、胎児の異常に気付けるのは自分だけだと思うと心配でしんどかったです。

⑤お医者さんの対応や言葉に一喜一憂する
妊娠中期の頃、少量の出血があり胎児のことが心配になったことがありました。休日だったのでかかりつけの産婦人科は休診で、仕方なく休日診療をしている病院を探して診察してもらうことになりました。妊娠中に出血するなんて何かあったのかもしれない、もしかしたら胎児の命が危ないのかもしれない、そんな不安の中、初めて訪れた休日診療の産婦人科でした。とても綺麗な設備の産婦人科で、待たされることもなくすぐに診察をしてくれました。エコーで胎児の心臓が動いていることを確認し、ほっと一安心するはずでした…が。その病院の先生は、どちらかというと不愛想。言葉も少ないし、笑うこともなく、淡々とエコーを見て淡々と心臓が動いているという事実を伝える…といった感じの先生だったのです。私としては、とても不安だったからこそ「大丈夫ですよ」「元気ですよ」と先生にしっかり言ってもらいたかったので、なんだか腑に落ちず…結局その日は帰りましたが、不安が払拭できずにモヤモヤしていたので、後日かかりつけの産婦人科にも行きました。そこでは丁寧に診察してくれ、とても気さくで物腰の柔らかい先生の言葉に心の底から安心することができました。設備がいくら整っていても、診察が間違っていなくても、先生の対応や言葉って大切だなと強く感じた出来事でした。

⑥人の優しさに触れると泣きそうになるほど嬉しい
毎日一緒に過ごす夫はもちろん、街中ですれ違ったおばあちゃんが「気をつけて歩いてね。」と声をかけてくれたり、店員さんが「今何ヶ月ですか?」とニコニコ話しかけてくれたり…他にも、おじさんが「気分悪かったらいつでも言ってね。」と声をかけてくれるなど、優しく関わってくれることがありました。コロナ禍で人と触れ合うことがなく、自分の両親でさえ会えていない状況だったからか、人の優しさに触れるととっても嬉しくて、泣きそうになるほどでした。優しい言葉のお陰で、その日1日ほっこりするような、気持ちが明るくなるような気がしました。優しくされると誰だって嬉しいけれど、妊娠中は不安になることが多いので特に嬉しかったのです。

⑦お腹が重いだけじゃない!
つわりが治まり安定期を迎えると、身体も楽だしお腹もそこまで大きくないので動きやすく、気持ちも明るくなりました。しかし、どんどん大きくなっていくお腹と一緒に、様々なトラブルが身体に襲いかかります。私の場合は、おしりが痛くなって立つ動作やかがむ動作がつらくなり、坐骨神経痛になってしまいました。今までに感じたことのないピキッとした痛みがおしりにずっとあり、妊娠が進むにつれて痛みの範囲が太ももにまで…「いてててて!」と言いながら身体を動かさないといけなくなりました。妊娠後期には、今までに経験したことのない浮腫みに悩まされ、自分の足ではないと思うくらいに浮腫み、パンパンに。お腹が重い以外にも、こんなに身体のトラブルがあるのかと自分の身体にびっくりしました。これからは妊婦さんを見かけたらもっと労わってあげたいと思います。

part3に続きます→
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す