ECショッピングの「型番商品」と「オリジナル商品」

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ビジネス・マーケティング
ネットショップの商材は、「型番商品」と「オリジナル商品(または非型番商品)」があります。
主にこの2つに分けられ、それぞれの「売り方」に特徴があります。 
それぞれの違いを掘り下げてそれに見合った売り方をご紹介します。 

「型番商品とオリジナル商品の違い」
■「型番商品」とは?
販売する商品をどこかの取引先やメーカーから仕入れているため、商品にブランド・メーカーとしての品番・商品名がついているもの 
(例)家電、パソコン、ファッション、化粧品、お酒、その他ブランド品など
型番商品には、NB(ナショナルブランド)とPB(プライベートブランド)があります。
ジェネリック家電と呼ばれるジャンルの家電は「型番PB商品」にあたります。
仕入れの流通経路は、NB商品、PB商品、ともに、中間業者(卸問屋)を経由して仕入れする場合と、メーカー(販社・ベンダー)から直接、仕入れを行う方法があります。

■「オリジナル商品」とは? 
自社または、仕入先(取引メーカー)が、「独自で開発・企画した商品」または、「JANコードを取得していない輸入商品等」を指します。
(例)家電製品、ファッションブランド、インテリア、ベビーキッズなど
オリジナル商品の中には、メーカーが、企画から製造を行い、直接販売のみを行う「SPA商品」があります。

 ≪仕入れ流通ルート≫
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NB(ナショナルブランド)商品
(英語: national brand)
※大手メーカーが商品につけたブランド TVCM等で宣伝され認知度が高い

PB(プライベートブランド)商品
(英語: Private brand)
※ 小売店や、小規模・中堅メーカーが企画し、独自のブランド(商標)で流通している商品

SPA(エスピーエー)商品 
(英語:speciality store retailer of private label apparel)
アパレル分野を中心として、小売業が製造の分野まで踏み込み、自社のオリジナル商品の開発を行い、自社の販売ルートのみで販売する方法。
基本SPA商品は、メーカーと正規契約する特約代理店を除き、仕入れが行えるようなルートは基本ありません。 
その為、関係のないネットショップが販売している「SPA商品」は,いずれも正規購入で入手した商品が非公認で流通される「転 売 販 売」となります。

★「型番商品」のメリットとデメリット
〇 「型番商品」のメリット
商品を取扱うネットショップを知らなくても、商品自体のブランド認知力でお客様が購入を検討してもらえる商品

× 「型番商品」のデメリット
他の競合するネットショップでも、取扱いがあるため、「商材」自体が価格競争、サービス競争になりやすい。
また、競合するショップが多い事から、最安値が目立つためにダンピング(不当廉売)状態が起こりやすい。
※ダンピング行為は、独占禁止法によって規制されています。
反対にメーカー側から、販売店の販売価格を指示して,それを販売店に守らせることも禁止されています。
メーカーによる価格規制は「再販売価格維持行為」といいます。

再販売価格維持行為は,自由競争における重要な要素である価格を拘束するため,原則禁止されています。
これに従わない小売業者に対しメーカーが、経済上の不利益を課したり,出荷を停止することは固く禁じられています。
ただし,著作物(書籍,雑誌,新聞,音楽用CD,音楽テープ及びレコード盤の6品目)については,例外的に独占禁止法の適用が除外されています。
そのため、新聞や書籍などが定価販売されているのは問題ありません。
これを「著作物再販適用除外制度」といいます。
一方,ネットワークを通じて配信される電子書籍は,「物」ではなく,情報として流通します。
したがって,電子書籍は,著作物再販適用除外制度の対象とはなりません。
PPT - プライベートブランド - 総合小売業者における PB 戦略の研究 - PowerPoint Presentation -  ID:6482705
価格構造から見るNBの現状に驚くなよ! : BLITZ WORKS 俺のブログ

★「オリジナル商品」のメリットとデメリット 

〇 「オリジナル商品」のメリット
他のネットショップの商品と比較されにくいため、オリジナル商品として適正な販売価格をつけ、適正な利益を確保し売上を作ることも可能です。
最近では、流行りのオリジナルマスクを初め、スマホケースや、Tシャツ、タオル、エコトートバック、マグカップ、ノベルティ、記念品等、
予め決められた商品に1個単位からお客様がデザインや文字を選び、世界で一つだけの商品を作ることが出来るサービスも人気がある。
その場合、サークルなどから依頼を請けた場合、大口の注文が取れる事も多く利点がある。

× 「オリジナル商品」のデメリット 
「型番商品」は商品を開発・企画しているメーカー本体が商品の宣伝活動を行う場合がある一方、「オリジナル商品」は、商品が知られていないため、商品の魅力、機能性の高さなど、商品を知らないお客様が購入を検討してもらうために、
商品ページ説明で、エンドユーザー側に立って、商品の魅力が伝わる内容で、分かりやすく商品説明を行い、欲しいと思わせるような、画像や商品ページの作り込みが必要不可欠。
NB商品や、PB商品のように「メーカー」窓口が無いことから、家電製品のような初期不良や、アフターサービスが必要な商品はオリジナル化は難しい。
故障が起こらない、衣料や雑貨、インテリア、食器、食品等が、オリジナル商品を作りやすい。

★「SPA商品」のメリットとデメリット 
〇「SPA商品」のメリット
消費者ニーズ・ウォンツを最も正確に捉えている小売業自らが、製品の企画(素材・製法・デザインなど)の詳細プランを具体的に立て、自社オリジナル商品として販売する為、的確に商品を販売できることと中間コストを省き、価格調整などのコストコントロールが可能です。

×「SPA商品」のデメリット
コスト面から、企画した商品は、ボリュームディスカウントとして、大量生産しなければ、商品化されません。
※比較的少ロットでも、オリジナル生産が可能な「OEM商品」は例外
万一計画通り売れずに売れ残ってしまった場合には、残った在庫を自社販売だけで、赤字処分を行うリスクがあります。

「OEM商品」とは?
本来は、OEMとは製造メーカーが他社メーカーの商品を製造する生産方式のことを指します。
つまり、プライベートブランドは商品やブランドであり、OEMは商品を製造する生産方式になります。

ただしOEM商品は、ネット販売上、ブランドネームを変えることで「オリジナル商品」として扱われることが大半になります。
外観や機能はどう比べても、全く同じ商品なのに、なぜか商品名が異なるのは、すべてこのOEM商品にあたります。

パッケージだけを変えて販売する商品は、中国製品に非常に多く、Amazonでは、混乱するほど種類が多く流通しています。
この場合、付加価値を付けて、商品本体にシルク印刷でネームを入れたり、パッケージを日本語にしたりレビューを増やすことで差別化を図っています。
基本は同じ商品なので取り扱う場合、よほど人気ストアではない限り、最安値設定にしないとなかなか売れません。
「プライベートブランド」を正しく理解する

☆「型番商品」売り方のポイント 

基本的にお客様は「型番・品番」や「商品名」を軸にインターネットで検索をおこなうため、商品ページ上で情報を伝えることは、それほど重要ではありません。
お客様はどのネットショップでの「商品購入が一番お得か?」を確認しているため、比較対象となる「検索結果一覧ページ」の改善、
「検索結果一覧ページ」から選んでもらう工夫が重要になります。
期間を決めて最安値の提供、少しでも検索上位に掲載させるためのSEO対策などが有効になります。
オープン価格は消費者にどのようなメリットがあるのか
「型番商品」の場合は、特に価格設定が重要です。

Yahooショッピングや、楽天市場の担当者に、ショップ販売分析をされたデータ資料を出されても影響を受けないようにしてください。
高い販促広告に効果の見えない代金を支払うくらいならなら、販売商品にポイントを多く付与したり、クーポンを発行したり、
販売価格を期間限定で1円でも安く、価格調整して販売した方が、よほど効果的です。
期間限定の広告の場合、広告効果による、1台の純利益×販売個数が、広告費の2倍以上なければ、広告費を掛ける効果は期待できません。
ネットショッピングになれたユーザーは、「おすすめ順」ソートにはしません。
通常は、送料とポイントボーナスを考慮した「価格が安い順」に並べ替えて購入する店を決めます。
レビューになにも問題なければ、実質一番安い店で購入するのが普通です。

カテゴリーのオススメ順で購入したい商品を見つけても、新品「型番商品」の場合には、「この商品の最安値を見る」等から実際に購入する店を探します。
どこのショップで購入しようが、「型番商品」は、全く同じ商品です。
ポイント獲得を加味して、実質、一番安いところのショップで購入します。
ただし、販売店があまりにうさん臭い場合は、取扱商品が新品かどうかがあやしく感じるので敬遠されます。
また納期が記入されていなかったり、あまりに遅いショップは飛ばして、2番手に安い店で購入されます。
支払いを「コンビニ払い」にも対応する事も意外と重要です。

Yahooショッピングの場合は、間違っても「型番商品」に「PRオプション」等の広告費を支払い、オススメランクを上位表示にする為にだけお金をかけることは止めましょう! 
「PRオプション」利用可能なショップの場合、1%だけに留めれば、Yahoo!プレミアム会員のお客様には、自動で「会員向け価格」が表示されます。
意外と「プレミアム会員価格」の表示は有利に働きます。

また、プレミア会員と通常価格の二重プライスにすることで、会社のパソコンは、Yahooショッピングのプライム会員になっていない場合も多いので、
競合商品の出品店に気づかれずに競合店に最安追随されずに「最安値」のまま、プレミアム会員の価格は最安値を続できる事があります。

☆「オリジナル商品」売り方のポイント 

お客様は最初からその商品の「型番・品番」や「商品名」でインターネット検索してくれることはないため、販売ページの商品の説明等の情報が極めて大切です。
「なぜこの商品が生まれたのか、この商品がどんな課題を解決するか、どんな人にこの商品を使ってもらいたいか」など、
購入者に「これが私が求めていた商品」と感じてもらえる訴求力の強い商品画像とページ作成が肝要となります。

≪商品の販売ページ作成が難しい場合≫

商品登録(販売ページ作成)は、上記説明の通り、販売ページの「商品説明」が、なにより重要です。

商品の販売ページ作成を「広告代理店」業者(プロ)へ依頼してみても、
プロとは、名ばかりで思うような販売ページにはならないケースが大半です。 
広告会社は大手であっても経験の浅い新人(新卒)が、商品ページの登録、作成を担当する可能性が高い確率であります。
経験が未熟な場合は、販売商品の属性から、ありきたりな文言を過去の広告会社のデータベースから当てはめたり、他店と同じような説明で終了の場合もあります。
そういった場合、お客様へ商品の魅力が十分伝わる筈もなく、自分で登録した方が良くなる為に結局全部修正する羽目になりお金と時間の無駄になります。

■商品販売ページを頑張って作ったけど、まったく商品が見られていない・・・

■売れるかどうかが分からないのに高額な広告業者へ依頼を出すには抵抗がある。

■ココナラでも、自称プロの方に依頼をしてみたけど、結果、出来上がった商品ページは、見栄え重視で中身が薄く、お客様からの反応もない・・
また、こっちから指示した情報のみ掲載され商品説明欄は空欄のまま・・・
画像登録は、追加の有料オプションであった為、結局高くつくことに・・・

■CSV一括登録で置換した商品登録のみで、商品のリンクやSEO対策メンテナンスが一切されていなかった。
⇒エクセルに入力内容を入れて、CSV一括登録での登録だけでしたら、
商品登録を外注依頼するのはお勧めしません。
今後の為にもCSV一括登録をご自身で覚えて商品登録した方が絶対に楽だと思います。
CSV一括登録であれば、登録商品が100商品あってもインポート登録時間はあっというまです。

■ピンからキリまである依頼業者を選び抜くのに嫌気がさしてきている・・・
こんな方は、是非、当方へお任せください。
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販促文面まで考えた商品情報登録も込みの売る為の「商品登録」であれば、
商品情報欄や商品説明欄の販促文面までも考え、SEO検索も最大に駆使した魅力ある商品販売ページを構築いたします。

販促の実績経験が豊富な「セールスライター」でもある当方が、貴店の商品ページ作成を対応致します。

Yahooショッピング、楽天市場ともに10年以上の商品登録販売の実績があり、
これまでに商品販売ページ作成のコンサルタントも多く行い、大手通販サイトからコンサルトの仕事を請け負ってきました。

ココナラでは、先ず3商品から下記のサービス価格で商品登録を代行しております。
先ずは、お気軽にお問い合わせください。


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