「就活生」ご両親の意見は、あまりあてにしないほうが。をデータで見てみた。

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 就活生の皆様、就活生を持つご両親様、おはようございます! 私も大学3年生の就活生を持つ親として、こどもの就活についていろいろ考えてみました。情報共有いたします。

 まずは企業の状況です。昔と今の時価総額を比較してみました。左側が平成元年の時価総額です。ブルーが日本企業。なんと、NTTが世界一位!そのあと銀行が続き製造業も続きます。日本企業は世界TOP30社中、なんと21社です。

ttps://note.com/jun_consultants/n/n4442b4317baa

 という事は、日本の企業に就職すれば世界トップ企業、または関連企業に就職できたんですね。!バブルの時期ですので、ご両親はもうちょっとお若いかな。。。

 右側が、2021年6月時点の時価総額。ほぼほぼアメリカ企業、中国・台湾・韓国などがランクインしています。

 日本は、36位が最高のトヨタ自動車。平成元年541億ドルだった時価総額が2021年には2,674億ドルにと5倍ほどになっていますが、テスラの時価総額はトヨタの2.5倍になっています。  

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ttps://note.com/jun_consultants/n/n4442b4317baa

 そうなんです。今や日本の企業に勤めても世界のトップ企業は、無くなってしまったんですね。いまだに Japan as No1 を引きずっている人がたくさんいらっしゃいますが、30年前の昔話です。

 日本は「安い」んです。食べ物も給料もホテルも安い。そのうえ、安全・清潔で親切な国。インバウンドの観光業はまた伸びそうですよね。

 ちょっと話がそれました。下のグラフが対1997年比の賃金指数の伸び率です。日本は賃金は下がっているから、安いのは当然ですよね。

 一番伸びたスウェーデンですが、気を付けなければならないのは、スウェーデンは年をとればとるほど年収が上がるというのではなく、30代から50代までほぼほぼフラットです。転職にて給料を上げていくしかありません。
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 世界における企業や給与の話をしましたが、そもそもどんな人生を送るために働くか?ですよね。実は、親と子の価値観は全く違うという事です。

 親の世代、X世代は、”安定”がとても大切なことなんです。大切にしているのは、家族。そして、幸福感は人生の確実性から来ます。ですので、大企業や役所に就職し、家族を確実に守るために安定した会社を勧めてきます。

 一方、就活生はZ世代。自分と家族や、ともだちを大切にします。自尊心も重要ですが、周りの人とのバランスや調和を重要視します。ですので、気の合う好きな人たち、属性が似ている人たちと仕事をするのが重要だと思います。

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 安定か安定じゃないか?をベースに判断する親と、自分に合うか合わないかで判断する子供とでは、判断基準が全く違います。なので、安定した会社に入って親は喜んでいても、子供は「あわないから。。。」ということで会社を辞めてくるでしょう。

 でも大丈夫。日本には、特に若い人たちにはまだまだチャンスがあります。

 就活生に伝えたいのは、日本の現在の社会人は本当に学ばなくなってしまっています。見習っちゃだめですよ。逆に言うとチャンスであり、社会人になっても好きなことを見つけて勉強し、挑戦していけば、それほど大変ということはありません。

 そのため、政府もリカレントに関するサポートを開始していますが、なかなか働きながらや、一度就職した会社を辞めて勉強に戻る人は多くないようです。みんながやらないことは、チャンスととらえたほうが良いと思います。

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 就職は今や人生一度だけのものではありません。一度就職して、社会を知って、再度大学院に戻るという方法もあります。海外留学もいいですよね。そして、外資系企業のほうが世界的に見てもチャンスがたくさんあります。

 英語勉強してないなー、という人は、今回の就職後でも遅くありません。就職しながらまたは仕事を数年経験してから英語を勉強し、得意なことを学びなおし、再度就職するという事を念頭に、自分の価値観の合う業界・企業をしっかり見極めることが大切だと思います。

 就活は一度ではない、したいときに転職すればよいと考え、人生を長期でプランしてみるのはいかがでしょう。

 ご両親も、「安定したしごと」よりも、「気の合う仲間とのしごと」が重要なことを理解していかないと、不安になりますので、子供たちを信用していけるよう、一緒に頑張っていきましょう。

 本日も最後までお読みいただき大変ありがとうございます。本日も素敵な一日をお過ごしください。
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