ワークをする中で、人によって失敗のリスクの捉え方には違いあることに気が付かれたはずです。
「あの人はすごく細かいことまで気にしているなあ」
「あの人はもっと慎重に考える方が良いんじゃないだろうか?」
という感じです。
ここでリスクをどのように捉えるかということについても整理しておきます。
リスクを重視するか、それほど重視しないかは人によってかなり差が出ます。
同じリスクを考えるとしても、人によって捉え方がこんなふうに違います。他者は違うということを知ることで、リスクに対する認識の違いの正体が分かります。
そして自分と同じ人だけで集まるのではなく、色々な人と一緒にリスクを考えることでアクセルを踏むべきかブレーキを踏むべきかを多角的に判断できるのだという価値に注目していきましょう。生成AIは違いに注目して分析をする傾向があります。私たち生身の人間は違いだけでなく共通点を共有できる能力があります。
〈 目的志向型 〉( 何かを追い求めていく性質 )『~すると、~する』 ゴール達成を求められる仕事が最適 。
〈 問題回避型 〉( 何かを避けようとする性質 )『~しないと、~しない』 エラーを見つけるような仕事が最適。
目的志向の人が問題回避型の人を見るとやたらネガティブに見えるし、問題回避型の人が目的志向型の人を見ると軽率に動いてしまう人に見えます。
〈 主体・行動型 〉… 評価した後すぐに行動する。考えるよりも行動重視。
〈 反映・分析型 〉… すべての結果を検証してから行動する。分析に基づく自分なりの筋が無いと動きにくい。
主体行動型の人が反映分析の人を見ると、まどろっこしく見えるし、反映分析型の人が主体行動型の人を見るともっとおちつけ、冷静になれということを感じます。
〈 オプション型 〉… 選択肢を広げてくれる促進的アイディアに反応する。絶えず新しい方法や他の選択肢を見つけ出そうとする。手順の決まったことや同じことを繰り返す仕事にはやる気が出ない。片付けが苦手なこともある。
〈 プロセス型 〉… 疑う余地のない、実証済みで方向性を示してくれるようなプロセスに反応する。前例のあるプロセスやスケジュールに沿って仕事をするのが得意。他の選択肢を考えることには消極的。マニュアルが好き。
オプション型の人がプロセス型の人を見ると決まったことばかりをするつまらない人に見えますし、プロセス型の人にとってはオプション型の人は無鉄砲で無謀に見えます。
しかしどれが正しくて間違っているということではありません。考え方の傾向が違うというだけのことです。いわば、右利きか左利きかの違いと同じ程度のことです。
グループで失敗のリスクを考える時にはそこに属している人の考え方がどの型に近いのかを知っているだけでもディスカッションはうまくいきますし、ディスカッションに参加しているメンバーの生活や心持ちを推測でき、無用な衝突を避けることもできるというものです。