サッカー元日本代表監督のイビチャ・オシム氏のエピソードに、「ミスをする選手のタイプを見極めろ」という話があります。スポーツの現場ではより早い判断スピードが求められます。オシム氏のセリフを読んでみます。
ミスをする選手には大きく分けて2通りある。選択肢がいっぱいありすぎて判断が遅れてミスをする選手と、選択肢がなくて判断が遅くなってミスをするやつだ。
「おまえ、その選手がどちらになるかとか、その違いがわかるか?」
「おまえの指示は全部同じなんだよ。
選手がミスしたとき、理由は概ね3つある。状況を最後ギリギリまで見極めていたからプレーが遅れて(ミスが)起きたのか、選択肢がひとつしかなくてその判断を潰されたのか。3つめは、選択肢がたくさんあったから判断が遅れたのか。
そんなふうに異なるミスをした選手を、おまえは同じように扱っている。そういう選手には、まず何が見えていたかを聞いてやることだ。そこで、選手はこれこれを見たと答えるだろう。ああ、そうかと受け止めてやればいい。」
これを丸暗記する必要は全くありません。失敗の捉え方にはいろいろあるのだということをインプットしておいてください。ミスをした個人の責任を追及しても委縮や思考停止を呼び込むだけです。どのようなミスがなぜ起きてしまったのか。その原因を突き止めて再発の防止を図る。これが管理者がすべきことです。