やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、 ほめてやらねば人は動かじ(後半)

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、 ほめてやらねば人は動かじ(後半)

記事
ビジネス・マーケティング
(後半です)

「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」(山本五十六)

この後半はいきなり現代的に感じます。軍組織でどこまで実行していたのかはよく分かりませんが、人を育てるには単に命ずるだけではダメ。部下の意見もよく聞き、それらの意見も承認せよと言っています。

ここでの承認は賛同を示すものではなく、そのような意見があるということを認めよと言っています。先週触れた褒めることは承認の一部でしかなく、その考えのもとでは承認は褒めることの上位概念。その上で任せてみることで人は成長するという話です。

さらにその人が物事に取り組む姿に感謝し、その人を信頼せよと続けます。「あいつが育ったのは俺のおかげだ」なんて奢るのではなく、その人の力で組織や周りの人が助かることを素直に感謝すべきである。そして信頼という形で報いることでようやく実るというのです。駄目なところに注目し、疑いの目を向けられれば人はその人やその組織のために心からの忠義を果たすことはありません。これは現代で言うコーチング的な発想をしていたように思えます。
僅かな綻びが命に直結する軍という組織だからこそ、本質に迫っていたのかもしれません。


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