小さな組織における教育(5)〜蚤の集団の処方箋・中編
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今度が高く跳ばなくなった蚤を容器から出してみます。これで彼らの跳躍を邪魔していた天井は無くなりました。これで以前のように思い切りジャンプすることができます。ところが彼らは高く跳ねようとはしません。ジャンプする能力が失われたわけではありません。「自主規制」に従って跳ばないのです。
では再び跳ぶようにさせるにはどうすれば良いのでしょうか?脅かせば必死になって跳び跳ねるでしょうか?そうはなりません。自主規制の天井の範囲内で必死に逃げ惑うだけです。これは私達人間にも同じことが起こり得ます。脅しや強制では能力は開花しません。そんなやり方で追い立てても、自分で決めた限界の中で身を守りながら堂々巡りを繰り返すことになります。ここが難しいところです。「外的な規制」であれば外的な刺激で解除することができます。しかし「自主規制」は内面的なものですから、内的な変化が不可欠です。強制力という外的な刺激では効果を期待することはできません。
もう一つ、「自主規制」が厄介な理由があります。「自主規制」が明確な意志で決められていることは稀です。無意識あるいは何となく「できない」と無意識的に決めてしまっていることが多いです。そしてこの無意識的なものを含む無意識を打破するのは極めて困難です。例えて言うのであれば、歩き方を変えるのと同じくらいに難しいと言っても過言ではありません。普段無意識で行っている歩き方を変えようとすると違和感しかありません。違和感は不快感です。この不快感に抗うことは苦行のようなもので、多くの人が挫折してしまいます。
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