以前書いた、こちらの記事に近いものを書きます。
上の記事とは違うのは、今回は「失恋がテーマではない」ということです。
仕事のこと、家庭のこと、自分のコンプレックスのこと、人間関係のこと、健康のこと、お金のこと、人の悩みは無限にありますよね。
どんな理由であれ、「もう死んでしまいたい」と思ってしまうのは、あなたがその問題と真剣に向き合っている証拠です。
「死にたい」という感情をもつのは、決して逃げではないんです。その問題と真剣に戦っているからこそ、「死にたいほど追い詰められている」ということですから。
人生には必ず「痛み」があります。
痛みからしから学べないことがあるので、痛みが存在するのですが、その痛みを乗り越えることは誰でも容易なことではありません。
「痛みを乗り越えるまで耐えられない」
「いっそ死んでしまって楽になりたい」
そう思ってしまうのも無理はないんですね。
私も物心ついた時から「死にたい」という感情と戦ってきました。だから、死にたい気持ちが人一倍分かります。
年をとっても、そういう特性というものはなくならないので、時々死にたくなることが今でもあります。
でも、その中で気づいたことがあります。
長く生きるほど得だと。
人生にはステージの変化が強制的に訪れるからです。
ステージが一つ上がると、不思議なことに以前死ぬほど悩んだ問題の解決策が簡単に分かるようになります。
例えば、大人が小学生の相談にのる場合。
大抵の大人は小学生よりも知識も経験も豊富です。
だから、小学生の悩みの解決策が簡単に分かります。
人生もそれと一緒です。
知識と経験が豊富になるほど、悩みの解決力が自然と上がっていきます。
大人が小学生の自殺のニュースを知ると「もったいないな・・」とか「残念だな。これから楽しい未来がたくさんあっただろうに」と思ってしまうのもそのためです。
自殺は、その人が死ぬほど悩んで選んだ行動だから仕方ないとは思います。
死にたい気持ちを押えられなかったその衝動も、深刻さも理解できます。
どんな人も死ぬ権利があり、命の選択は本人の自由だと思います。
でも、目の前のことを真剣に悩んでいる人ほど、長く生きるほど得だといずれは分かるようになります。
「以前はあんなことで悩んでたけど、今考えるとちっぽけなことだな」とか「あの時、死ななくて良かったな。こんな未来がくるなんて」と思えるタイミングが必ずくるんですね。
1. 10代~20代前半の学生さん向け
私の相談室で「死にたい」という感情と戦っている人に多い年齢層が、10代~20代の若い女性たちです。
特に学生さん。この年齢層の女性はホルモンバランスの変化で、精神的に不安定になることがよくあります。(私もそうだったので、よく分かります)
学生の環境って、特に閉鎖的で、家庭からも学校からも簡単には逃げられないので、ものすごく悩みますよね。
でも、いずれ人生のステージの変化は強制的に訪れます。
学生の間でのいじめや、友達との関係性の悩み。
これらの問題は、「終わりが見えている悩み」です。
時間が経てば、努力しなくても強制的に脱出できます。
特にいじめは最悪逃げられる問題です。転校も退学も死ぬよりはマシ。
死ぬくらいなら逃げることに勇気を持ってほしいです。
未来は誰にも予測できません。
大人の読者の皆さんは、自分がこんな大人になるって想像できましたか?
私は子供の時に想像していた未来とは全然違った大人になりました(笑)
辛いと今目の前のことに必死で、未来の事なんて考えられなくなります。
でも、年齢が若いほど、あなたが予想もしなかった未来が訪れるんです。
だから、辛い時は逃げる、逃げられない問題の時は刻々と嵐が過ぎるのを待つというのが大切なんですね。
若い人ほど、もうだめだと思ったところから人生が始まります。
だから、とりあえず「自殺」という選択をまずは外して考えてみてほしいです。
ステージが変わるまではすごく長く感じますが、過ぎて見ればあっという間です。
「あの時の経験があるから、幸せな今がある」そう思える日まで、とりあえず生き続けてください。
辛くても苦しくても、這いつくばってでも、惨めな思いをしてでも、人に迷惑をかけてでも、なんとか死ぬのを耐えてほしい。
2. 社会人向け
それに反して、社会人の悩みは終わりの見えない悩みであることが多いです。
コンプレックスのこと、孤独のことなど。
※学生さんでも、家庭のことやコンプレックスのことなど、終わりの見えない悩みの場合もありますが、社会人の方がその比率が高いということです。
年齢が上がって、人生ステージが上がるほど、悩みの深刻さ(問題解決までのハードさ)が増すようにできているのかもしれません。
その人の状況や成長具合に合わせて、悩みの質が変わってきますが、その人にとって「耐えられないほどの痛み」が与えられます。
痛みからしか学べないことがあるから、です。
終わりの見えない悩みは、終わりが見えない分「いつまで私は耐えたら良いの・・・・」という絶望感との戦いです。
だから、ふと「もう疲れた・・・死にたい・・・」と思ってしまいやすいと思います。
社会人になると、学生のときと比べてステージがそう簡単に変わりません。自力で解決するまで、問題がつきまとうこともあります。
だから、社会人の悩みは基本的に「考え方や行動の変化」が必要な場合が多いです。
辛いことが長らく続いている人は、悩みに対していつも受け身でいます。
解決するには、本人が納得できるような考え方や行動の変化が必要なんです。
3. 辛い経験をしすぎてひねくれてしまった人へ
大人になると、「辛い経験をしすぎて、性格がひねくれてしまった」という人も多いかもしれませんね。
でも、無知よりもひねくれているくらいの方が安心だと私は思います。
あなたが得た辛い経験は、今後はあなたを守る盾になるからです。
例えば、あなたが歩く道に落とし穴がたくさんあるとします。
あなたは過去に1度落ちた穴は避けることができます。次の穴も警戒しながら歩けるんです。
落とし穴に落ちたことがない人は、運だけで歩いています。運が良ければこのまま落ちないで進めるかもしれませんが、最後の最後に這い上がれないほどの大きな穴に落ちてしまう可能性もあります。
だから無知である方が怖いと思います。
あなたが今までたくさん悩んできたほど、たくさん解決してきた問題があるほど、あなたはたくさんの穴を避けられるようになります。
辛い出来事は、目の前にあるときは敵のように見えますが、乗り越えられた先には、あなたを守ってくれる心強い味方になります。
前向きな気持ちで乗り越えていきましょう。
4. まとめ
「死にたい」と思っている人にとにかく届けたいのは、
死ぬくらいなら、どんなことからも逃げて良いということ。
どうしても逃げられない問題なら、耐えしのぐか、戦うしかないということ。
人生ステージが変わるその日まで。
「あの時死んだ方が良かった」「あの時死ななくて良かった」これを交互に思ってしまうのが人生なのかもしれません。
「死にたい」と思いながら生きている方々に少しでも希望が見えたら。