こんにちは、スピリチュアルカウンセラーの花奈(かな)です。
今回は「エンパス」と呼ばれる、他人の気持ちや感情を強く感じ取ってしまう性質についてお話しします。エンパス気質を持つ方は、他人に敏感すぎるあまり、疲れやすくなったり、自分を後回しにしてしまうことが多いものです。私もエンパス気質が強く、相手の感情に左右されることが多かったため、この性質とどう向き合い、日々の生活の中でどう自分を守っていけばいいのかを模索してきました。
この記事では、「エンパス気質とは何か」をわかりやすく解説し、エンパスの方が疲れやすい理由や、自分を守るための具体的な方法についてお伝えしていきます。他人に振り回されないためのヒントとして、ぜひご参考ください。
エンパス気質とは? - 共感力が強すぎる人の特徴
「エンパス」とは、他人の気持ちや感情を深く感じ取ってしまう人を指します。エンパスの方は、共感力が非常に強いため、相手がどのように感じているか、どんなことに悩んでいるかを、まるで自分のことのように受け取ってしまいます。エンパス気質の方には、次のような特徴がよく見られます。
他人の感情をすぐに感じ取る:例えば、誰かが悲しい顔をしていると、自分も同じように悲しく感じたり、怒りや不安もまるで自分の感情であるかのように影響を受けてしまうことがあります。
人混みや感情の起伏が激しい場所で疲れやすい:エンパスの方は、多くの人の感情が集まる場所(例えば駅やイベント会場など)で特に疲れやすくなります。
一人の時間が必要:他人の感情を受け取るため、エンパスの方は一人でリラックスする時間が非常に重要です。
エンパスが疲れやすい理由
エンパスの方が疲れやすい理由の一つは、他人の感情やエネルギーを無意識に引き受けてしまう性質にあります。他人の悲しみや不安、ストレスを感じ取ると、それが自分に直接影響を与え、まるで「自分の責任」のように感じてしまうことが多いのです。無意識のうちに相手に応えようとすることで、いつの間にか自分を犠牲にしていることさえあります。
私自身も、幼少期から親の顔色や機嫌を伺って生きてきたため、周囲の人の心や表情に敏感になりました。虐待を受けていた過去があり、親のちょっとした物音や気配にすら敏感に反応し、常に「何が起こるか」を察知するように心を張りつめていました。その結果、相手の感情や意図を読み取るのが得意になりましたが、それは同時に、自分の心をすり減らす原因にもなったのです。こうした環境で身についた「敏感すぎる感覚」は、他人のエネルギーを無意識に吸収する性質として大人になっても残り、疲れやすさの原因となっています。
例えば、誰かが困っていると、その人の気持ちを自分のことのように感じて、手助けしなければならないという義務感を覚えることが多くあります。そのため、相手の不安やストレスに同調し、気づかないうちに自分自身の心のバランスが崩れ、エネルギーを消耗してしまうのです。このように、エンパスの性質は優しさや共感力の高さをもたらしてくれますが、それが過剰になると、自分を保つことが難しくなってしまうのです。
エンパスの方にとって大切なのは、こうした特性を理解し、自分を守る方法を身につけることです。自分を守るためには、他人の感情に対して距離を取ったり、自分のエネルギーをリセットする時間を確保したりすることが大切です。無意識に他人の感情に同調することから少しずつ距離を取ることで、心が軽くなり、疲れにくくなります。
自分を守るための日常でのコツ
エンパスの方が自分を守りながら日常を過ごすためには、いくつかの具体的な方法を取り入れると良いでしょう。ここでは、エンパスの方に役立ついくつかのコツをご紹介します。
1. エネルギーの切り替えを意識する
他人のエネルギーを引きずらないために、意識的にエネルギーの切り替えを行います。例えば、帰宅後や仕事の合間に深呼吸をしたり、シャワーを浴びることで、自分の中にある他人のエネルギーを「リセット」する感覚を持つことが大切です。エンパスの方にとっては、こうした小さなリセットの時間が、エネルギーの消耗を防ぐ助けになります。
2. 距離を取る練習をする
エンパス気質を持つ人は、相手の気持ちに敏感であるがゆえに、自分と他人の境界線が曖昧になりがちです。時には意識的に「距離を取る」ことが重要です。誰かが怒っている場合でも、「その人の感情はその人のもの」と切り離して考えることで、過度に影響されずに済みます。
3. 瞑想で心を落ち着ける
瞑想は、エンパスの方にとって非常に効果的なリセット方法です。毎日数分間でも、心を静かに落ち着ける時間を取ることで、他人のエネルギーから自分を切り離し、自分自身の中心に戻る感覚を味わえます。深呼吸をしながら、自分の内側を感じることで、他人に振り回されにくくなります。
4. 心の境界線を保つ習慣を持つ
エンパス気質の方は、「自分の領域」と「他人の領域」を意識する習慣を持つことが大切です。例えば、日常の中で自分にとって心地よい空間を作ったり、「これは私の気持ち」「これは他人の感情」と意識することで、エネルギーを守る境界線ができます。自分にとって大切なエネルギーを保つ感覚が強まると、他人に影響されにくくなります。
次回の予告
エンパスとして自分を守りながら、他人に振り回されないためには、日々の中で少しずつ意識的に実践することが大切です。今回ご紹介した方法を試し、自分に合った方法を見つけていってくださいね。
次回の記事では、エンパス体質を持つ方がスピリチュアルな視点から「ブロック解除」を通してどのように心を軽くしていけるかについて、もう少し深掘りしてお話ししていきます。お楽しみに!