結論:市場調査をする前には目的の明確化と調査骨子を作成しましょう
市場調査をしよう!
では早速Googleに「○○市場 動向」と入力してEnter、、あれ、何だかまとめられた情報がでてこないな・・
この行為、要注意です!
なぜなら、物凄く無駄が発生してしまうからです。
何が無駄になるかというと、「時間」「お金」「情報」この3つです。
もう少し詳しく説明しますと、リサーチをする際に漠然と進めていくことで、手当たり次第に調べ、気づくと何時間も経ってしまい、挙句の果てには全てを網羅したレポートを作成し、上司から「君はそれで何が言いたいの?」と言われて終了。
これはよくあることです。
答えがないからこそ、まずはあるもの全部を知りたい。その結果いらない「情報」まで調べてしまう。
当然、隅々まで調べると多大な「時間」が必要になります。
時間が掛かるということは、その分「お金(人件費)」が無駄になります。
ただし、これはやり方一つで解消できます。
前段が長くなりましたが、ここからが本題です。
大事なポイントを3つお伝えします。
Ⅰ.目的を明確にする
行動には目的が存在します。市場調査にも目的があります。
例えば、「新規参入をすべきか判断したい」「この先も同じ市場で稼いでいけるのか検討したい」「市場規模からどこで勝負すべきかを選択したい」
その目的によって、必要な情報が変わります。現在のことだけでよいのか、未来予測も必要か、また競合調査を重点的にすべきか。
興味があるからと、とりあえず網羅的に調査をすることは避けましょう。
Ⅱ.調査骨子を作る
目的が明確になった後は、レポート全体の枠組みを作ります。
例えば市場の競争環境を調べる場合では競合調査を重点的に行うことになりますが、調査項目を細分化するイメージです。
大項目は競合調査、中項目で企業分類、小項目では売上、業態、特色、etc..
最初に調査の全体像をクリアにしておくことで、あとは埋めるのみ。
劇的に時間の削減と、質が向上します。
Ⅲ.紙・ペン、ワードを使う
資料を作る時に陥りがちなのが、パワーポイント症候群です。
兎にも角にもパワーポイントを起動してから作業に取り組むのは無駄です。
私も経験がありますが、パワポを開いてもまずアイディアが思いつきません。一枚ずつ考えながら作成することで、細かな点に気を取られ、とにかく時間が掛かります。
まずは何をすべきかを紙に書き起こし、調査内容はワード(内容によってはEXCELも可)に書き込みます。
情報が整理されてから、仕上げをパワポで行うだけです。
時間は有限です、作業はちゃっちゃと終わらせたいですね。