初心者歌い手ならこう思いませんか?
「歌うしかできないから…」
「楽器のことがわからないし…」
そう思ってしまうのは、とてもよくわかります。
でも、だからといってあなたの存在価値が低いなんて、絶対に思わないでください。
ボーカルは、バンドやセッションの中で唯一「聴き手と演奏者をつなぐ存在」です。
メロディを通して「曲の物語」や「歌詞の感情」を伝えられるのは、歌い手にしかできないことなんです。
たとえば、同じ曲でも誰が歌うかで雰囲気はガラッと変わりますよね。
これは、声そのものが“楽器”であり“表現力”である証拠です。
________________________________________
演奏者と「距離」を近づける
「楽器ができないから、演奏者と話しづらい…」
こんなふうに感じることはありませんか?
でも実は、演奏者もボーカルに何を求めているのか、よくわかっていないことが多いんです。
だからこそ、ちょっとしたコミュニケーションの工夫で一気に距離が縮まります。
たとえば…
曲のテンポについて「これくらいの速さが歌いやすいです」と伝える
歌い出しのタイミングを「○小節のあとに入ります」と共有する
「間奏明け、アイコンタクトください」とひとこと添える
こうした
・歌い手が主導権を持つこと
・バンドとのコミュニケーション
こそボーカルの役割であり、特性です。
________________________________________
楽器が弾けなくても、できることはこんなにある!
演奏者の世界に入り込むのは、何も“楽器を持つ”ことだけじゃありません。
以下の「橋渡しの役目」をボーカルが持っているのです。
✔ 曲のストーリーを理解し、伝える力
→ 歌詞の意味を汲み取り、感情をのせるのはボーカルの特権
✔ 空気を作る力
→ ステージの雰囲気をつくる“顔”としての存在感
✔ リード力
→ お客さんや演奏者を理解・安心させる存在
これらはすべて、“楽器を持たない”ボーカルの役割なんです。
この役割は、歌い手にしかできないのです。
観客と演奏者をつなぐ役
なぜなら演奏者は、
“言葉・メッセージ”を使いません。
音を使います。
言葉ではないのです。
だから
“感じ” られても、理解は出来ないのです。
それに対して
ボーカルは、
歌詞だけではなく、MC・コミュニケーション・メッセージという“言葉”を使います。
だから、
観客は感じるよりも理解できるのです。
これはボーカルの特権であり、役割です。
・言葉を使ってコミュニケーションできるのがボーカル
・言葉を使えないのが演奏者
この違いはよく知っておくのがいいでしょう。
だから、歌って終わりではなく、
観客にメッセージを送ったり、
演奏者とのコミュニケーションを取る
ことで、より
“感じる”事を“ 理解させてあげられる様に” して欲しいともいます。
ちなみに、
ロックバンド「LOST IN TIME」のフロントマンである海北大輔さんは、接客業の経験を通じて「知らない人と会話することの大切さ」を学びました。
この経験が、ステージ上での観客とのコミュニケーションにも生かされていると語っています。
言葉がどれだけ重要かを物語る好例です。
また、
電気グルーヴの石野卓球さんは、初期の頃を振り返り、「瀧がフロントマンとして客と対峙してパフォーマンスする」事について述べています。
これは、ボーカルこそが観客との対話を通じてステージを作り上げていく重要な役割である事を示していると思います。
このように、
歌い手は演奏者とは異なり、観客と直接言葉を交わし、感情を共有する役割を担っています。
あなたの言葉、メッセージが、声や表情、仕草を通して観客の心を動かし、引き込むのです。
ですから、
初心者の歌い手は
「自分のパフォーマンスを演奏者がサポートしてくれている」
と感じるとおもいますが、
演奏者や観客から見れば
「観客全員 対 メンバー全員」
「集団 対 集団」
のやりとりをするための代表者がボーカルです。
演奏者とは役割が違います。
自信を持って前に出て、
「私のカウントで入ってください。」
と言うようにしましょう。
次の記事では、楽器が何を考えているかを大まかにお伝えします。