よくある歌声でのお悩み。

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音声・音楽
どうも。

Salon Pomのしんごです。

ボイストレーナーをしてます。

今日は普段ボイストレーニングを実施してよく聞かれる歌声でのお悩みについて話したいと思います。

「歌うこと」に関して、もちろん人によって悩みは様々ではあるんですが、基本的には似通っていて、みんな同じような悩みを持っていたりします。

たとえば、「高い音が出ない」であったり、「大きい声が出ない」とか「息が続かない」とかもあります。

これらは、全て個人差はあれど、改善はできます。

理由としては、この悩みの種になっている原因は決して「才能」ではないからです。

的確にトレーニングを重ねることで、改善できる問題なんです。

「歌うこと」自体、本当はかなりシンプルで、本来あるべき姿で歌唱すればほとんど問題は解決できます。

話しが少しそれますが、私サッカーが好きでよく観るんですが、今ヴィッセル神戸に所属しているイニエスタ選手を知ってますか?

もともと世界最高峰のクラブバルセロナで長年レギュラーで活躍していた選手なんですが、この選手は「世界一サッカーを簡単そうにプレーする。」といわれている選手なんです。

あたかも観ている人が「サッカーてこんな簡単なんだ」と思うほどにシンプルにプレーするんです。

私はサッカーを幼少期からしていた経験があるからある程度わかるんですが、簡単にプレーできる理由は「基礎がしっかりしている」ためなんです。

土台となるスキルが誤魔化しなく積み上げられているからこそ、シンプルなプレーができるんですね。

これは歌も同じだと思います。

一見派手にみえるスキルがカッコ良くみえるし、一気にうまくなった気がするので、例えばビブラートをやってみたり、メジャーシンガーさんの表現を真似して言葉(構音)を大袈裟にしてみたりとかをやりがちなんですが、こういったスキルは基礎の上に成り立つものなんですね。

ビブラートを入れることが不安定を生むパターンもありますし、構音を大袈裟にすることで口や顎周りに力みが生まれることもあります。

こういった歌唱における癖だけでなく、日常生活での話し声が既に偏りのある発声の方もいます。

話しているだけなのに、喉が痛くなる人いますし、か細い声しか出なくて、胸が痛くなるという人もいらっしゃいます。

これらも全て発声習慣による偏りが考えられます。(もちろん違う理由が原因の可能性があります。)

私はボイストレーニングって何だろうな?と定義付けるなら、「発声の矯正」だと思っています。

もちろん「鍛える」という要素を多分に含んでいます。

しかし、本来ある姿に立ち返るという意味では、「矯正」という表現が的確かと感じます。

身体でも整体にいく人がいるかと思いますが、発声も矯正することで整えていくことができるんです。

身体のメカニズムをしっかり把握し、どのような手順で発声を整え、鍛え上げていくのか。

そこをご依頼者様の歌声を聴いた上で、しっかりと聴き分けてご提案していくことがボイストレーナーの腕の見せどころだと思っています。

発声のゆがみは、いわば歌唱習慣です。
当たり前になっている部分を自分自身で見極め改善していくのは至難の技です。

今歌うことについて、お悩みがある方は、まずは自身の歌唱、発声の傾向を疑う必要があり、新たに自身の習慣を再構築していければ、問題は解決していけるかと思います。

歌うこと自体はシンプルですが、歌声を覚醒させるにはそれなり時間がかかります。

地道なトレーニングが必要になりますが、楽しみながら歌声を綺麗にしていけたらいいですよね!

私も日々学び、成長していきたいと思います!

ではまた時間をみつけて書きますね!

体調には気をつけて日々をお過ごし下さいませ。
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