ふりんの裏側 Vol.3 「ばれたら終わる」関係

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コラム

ふりんという名の片想い。罪悪感・執着・孤独の中で

彼との関係は——
絶対に、ばれてはいけない。

それは、ずっとわたしの中の消えないルール。

ばれる=終わり。
ばれる=二度と会えない。
ばれる=わたしが、彼の人生から“存在ごと消える”ってこと。

だから、どんなにさみしくても
どんなに会いたくても
連絡はわたしからは絶対にしなかった。

LINEを送るのも、電話をかけるのも、全部、彼から。
いつの間にかそれが “ふつう” になって
気づいたら、恋をしてるのに、自由はなかった。

彼のスマホには
わたしとの写真なんて一枚もない。

SNSには、幸せそうな恋人たちの投稿が
たくさん流れてくる。

「今日は記念日デートでした♡」
「彼がサプライズでお花をくれたの🌸」
「温泉旅行に来てます♨️」

それを見ては、こころの奥がズキズキして
スマホを伏せて、ただ目を閉じた。

わたしには、絶対にできないことばかり。

彼との関係は
あってないようなものだって、わかってた。

彼はわたしに、優しい言葉をくれる。
でも、記念日を祝ってくれるわけじゃない。
お正月やお盆、クリスマスや彼の誕生日には
わたしは 、いない存在…

それでも…
彼の言葉は、わたしに鎖をつなぐ。

「お前がいてくれて、本当に救われてる」
「こんなにこころが通じる人、今までいなかった」
「俺のことを、こんなにわかってくれるのはお前だけ」

そんな風に言われると
「やっぱりこの人は、わたしを想ってくれている」って思ってしまう。

彼にとっての “居場所” が
わたしであるような気がして…
それは、わたしの苦しさをいとも簡単に越えてしまう。

楽しいはずの恋なのに。
本当は、こんなに切なくて、つらいなんて。

言えない恋。
隠された関係。
一人になると泣いてばかり…

それでも、彼のやさしい声に、また救われたくて
わたしは今日も、「やめよう」と思いながら「やめられない」

こういう恋をしていると
何が正解で、何が間違いかなんて、もうわからなくなる。

“ダメなことをしている” って頭ではわかっている。
でも “心が感じてること” を、止めることなんてできない。

何度も何度も、じぶんを責めた。
でも、責めても苦しみが消えるわけじゃない。

でも…きっとこの気持ちは、間違いじゃない。
悪いのは、こころが動いてしまったことじゃない。

ただ、苦しさをひとりで抱えるのは、あまりにもつらすぎる。
話すことで、少しだけでも、こころがやわらいだらいいな。

誰にも言えなかったことを
安心して話せる場所になりますように。



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