「戦略と戦術」は、全く別ものですが、相互に重要な関係があります。 前述したようにその違いは下記の内容です
戦略とは
計画(目標)を達成するための「方向」
戦術とは
計画(目標)を達成するための具体的「手段」
「相互に重要な関係」と申し上げましたが、戦略と戦術は経営全体の骨格の
一部分なのです。 その骨格は、下記の表です。
(1) 経営の骨格とは
最初に、経営の骨格について説明します。経営の形には骨格が必要です。
経営の骨格は以下のようになります。
① 経営理念
なぜこの事業を行うのか
② ターゲット
誰に対しての事業なのか
③ ストアーコンセプト
店舗のあり方、イメージ
④ 商品政策
何を販売するのか、どのような特徴があるのか
⑤ 販促、サービス
宣伝・PRの方法、サービスの内容
これは基本的な経営戦略です。形を作って経営を進めなければ、経営状況はバラバラになります。 お気づきだと思いますが、事業の骨格は①→⑤の順番で決めていきます。 この骨格の方向性は、一貫していなければいけません。
(2) 「戦略」とは
戦略とは、事業を計画(目標)とおりに進めるための方向」と申し上げました。 ①経営理念は起業の原点ですから別と考えます。
②ターゲット→⑤販促、サービスには、それぞれ方向生が必要です。
例えば、
②ターゲット戦略
20~30歳代の女性をターゲットとする
③ストアーコンセプト戦略
仕事に疲れた女性が落ち着けるイメージ
④商品戦略
安心安全で使いやすい商品特性
⑤販促、サービス戦略
女性雑誌で宣伝しポイントトをつける
このように「戦略」とは、経営資源を骨格に事業計画を立てる(方向性)ことが戦略です。 内容が一貫性した事業の方向を示すものなのです。
(3) 「戦術」とは
「戦術とは計画(目標)を達成するための具体的な手段」と申し上げました。
同様に②ターゲット→⑤販促、サービスには、それぞれ具体的な手段が必要す。
例えば、
② ターゲット
20~30歳代が関心のある雑誌で宣伝
③ ストアーコンセプト
木調のアンティークな内装にする
④ 商品政策
添加物を使わず、天然素材を使う
⑤ 販促、サービス
〇〇雑誌に掲載し、会員カードを発行する
「戦術」とは、事業計画に基づき、具体的な手段・方法を明確にすることです。
最後に、戦略と戦術の一貫した方向性に対し、自分の会社がもっている経営資源をどのように活用していくのか。 そして、競争・競合相手とどのように戦っていくのかの「策」が必要になります。その「策」が、戦略であり戦術なのです。 そのためには「差別化」の意味と手法を理解しなければいけません。
(4) まとめ
・戦略は経営の方向。
・戦術は具体的な手段。
・経営資源を骨格に、戦略と戦術で事業計画を立てる。
・戦略と戦術は、一貫した方向性が求められる。