自分探しを終わらせてくれた前世療法1

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コラム
ヒプノセラピストのサラと申します。
 「前世療法」って聞いたことがありますか?前世療法とは、心理療法の一種です。ふだんとは異なる意識状態にして、患者さんやクライアントさんの記憶を本人の前世まで遡らせることで、トラウマを取り除いたり、問題解決のためのヒントを得たりする手法です。

 ブライアン・ワイス博士の「前世療法」の本で知っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。1988年にアメリカで出版された本です。ワイス博士はアメリカの精神科医ですが、日本でも前世療法が受けられるようになってもうかれこれ20年くらいは経つし、検索すると前世療法をやるセラピストは結構いるみたいだなあ。受けてみたい、でもちょっと不安。そんな方に、前世療法ってどんなものなのかをご紹介します。

 この投稿では、セッション中にクライアントさん(=お客さん)とセラピストがどんなやりとりをするのか、前世療法を受けるとどんなメリットがあるのか、受ける前と後でどう変わるのかを中心に、実際の事例を使ってご紹介します。

■セッション概要:
このセッションのクライアントは、都内在住で、WEB関係の仕事をしている女性Aさんです。「何をしても楽しくない、楽しめない。趣味とか、自分が好きでやっているはずのことでも楽しくない。この悩みを解消するヒントが得られる前世を体験し、人生を楽しめる自分になって現実に戻ってきたい」というのが、この前世療法のゴール設定でした。
結論から先に言うと、Aさんはこのセッションをきっかけにライフワーク、本当にやりたかったことに気づき、生まれてこの方ずっと続いていた「自分探し」をついに終わらせ、今では当時とは分野違いの新しい仕事で順調にキャリアを築いています。

■前世療法のセッションの大まかな流れ:
①ヒアリングとセッションゴール設定
②催眠誘導
③前世療法
④解催眠
⑤アフタートーク

この投稿の目的はあくまで前世療法のケーススタディ、事例紹介なので、セッションの本編である③以外の部分は割愛します。この投稿では、催眠誘導が終わって変性意識状態になり、クライアントが体験すべき前世の世界が展開したところから見ていくことにします。
(続く)
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