こんにちは皆様。
カレーって好きですか?
私はあまり好きではないと言っているが、好きなのもあるとも言っておこう、カレーと言ってもインド風とかネパール風とか色々あって、食べる物で違ってくるので言い切れない。
カレーには思い出がある、子供の頃食べ物を沢山は食べきれない方だった私、父親がお茶漬けを作ってくれた時もあるが、母親に「飲み込んでしまうから駄目、この子胃腸が弱いから。」と言われて、さらさら食べる物は良しで無かった。
カレーならご飯と一緒に野菜や肉も採れるし、モグモグ食べるからちゃんと噛んでいる、母親もこれは良いと言っていて(簡単なのも理由かも)別にカレーは特別好きでは無かったけど結構食べてた。
我が家は父方の親戚が少ない、これは父の両親も妹も長兄も早く亡くなって、父と年の離れたお兄さんが二人で生きてきたからだ。
その頃父の兄、私にとって叔父さんは京都に住んでいて、従兄弟も2人いてごくたまに我が家は京都に遊びに行っていた。
母方の親戚は歩いて五分ほどの所に居て、近い年代の従兄妹だったの遠慮のない関係だったし、母方の叔母も言いたい事の言える関係だったが、父方は違っていた。
父方の親戚で女の子が私だけで可愛がってくれていたのは解っていても、年に数回も会うか会わないかの関係はチョットぎこちない。
ある年京都に行くと決まって言ってみると、叔母さんが嬉しそうによく来たね夕ご飯は何にすると言ってくれた。
私としては簡単で食べやすいご飯はカレーだったのでカレーと言った、カレーなら時間が掛からないから叔母さんと一緒に京都見物も出来ると思ったのもある。
「カレーが良いの?じゃあ半日かかるから一緒にはいけないわね、楽しんできてね。」
「???????」
半日かかるんだ、カレーってちょっと焚いてルーで味付けすると思っていた私には考えられない事態。
叔母さんと京都を回れないのが残念だーと思って夕食である、カレーが出てきた。
全ての材料をとろけさせたのか、ご飯に水のようなルーが掛っていて、記憶が正しければ蒸したか茹でた野菜が乗っていたような気がする、肉もあったかなー。
美味しかった。
母親は半日使ってこんなシャバシャバのカレーなん、とか文句を言っていたような気がするが、その頃にはまだ無かった本格的なカレーだったのかも知れない。
今は叔母さんとの交流も無くなって(叔父さんが亡くなってしまったから)あのカレーの話をする事も無い。
だけど、何時間もかけて作ってくれたカレーが美味しかったのは覚えている、それがその頃の主流で無くても。
私は四角いルーで作るカレーは苦手だけど、あのカレーはまた食べてみたいと思う。
好きだし嫌いなカレー、もう一度食べたいのもカレーだ。
いつも、有難う御座います。